証拠金とは?必要証拠金と証拠金維持率の計算を図解
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ひとことで言うと証拠金とは、FXで取引するためにFX会社へ預けておくお金です。取引に最低限必要な額を「必要証拠金」、口座のお金が必要証拠金の何%あるかを「証拠金維持率」と呼び、維持率はロスカットの判定に使われます。

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証拠金は「取引の担保」として預けるお金
FXの口座に入れたお金は、ただ置いてあるだけではありません。取引の担保として働いています。米ドル/円を1万通貨(1万ドル分)取引するとき、1ドル150円なら代金は150万円ですが、その全額を払う必要はなく、代金の一部を証拠金として預けておけば取引できます。このお金が、損失が出たときの支払いにあてられます。
証拠金には、場面によっていくつかの呼び方があります。
- 必要証拠金:ポジションを持つのに最低限必要な額
- 口座のお金(有効証拠金・純資産など):入金した額に、いま持っているポジション(まだ決済していない取引)の評価損益を足したもの。会社によって呼び方が違う
- 証拠金維持率:口座のお金が、必要証拠金の何%あるか
必要証拠金は取引額の4%
個人のFX取引で預けなければならない証拠金は、法令で決まっています。金融商品取引業等に関する内閣府令(第117条)は、取引に必要な預託額を取引額の100分の4、つまり4%としています。これが「レバレッジ25倍」の根拠です。
必要証拠金 = 為替レート × 取引数量 × 4%
1ドル=150円として計算すると(計算のための仮の値)、次のようになります。
- 1万通貨:150円 × 1万 × 4% = 6万円
- 1,000通貨:6,000円
レートが動けば必要証拠金の額も変わります。円安が進むと、同じ1万通貨でも必要な額は増えます。

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証拠金維持率の計算
証拠金維持率は、口座にどれだけ余裕があるかを示す数字です。FXTFは計算式を「有効証拠金(純資産)÷必要証拠金×100」と示しています。JFXは同じものを「有効比率」と呼びます。
証拠金維持率 = 口座のお金(有効証拠金)÷ 必要証拠金 × 100(%)
米ドル/円を150円で1万通貨買い、口座に10万円入れているなら、10万円 ÷ 6万円で、維持率は約167%です。
値動きで維持率はどう変わるか
同じ条件で、為替が円高(ドル安)に動いたときの維持率の変化を計算すると次のとおりです(計算例。必要証拠金は6万円のまま、スプレッドとスワップは含めていません)。
| 米ドル/円 | 評価損益 | 口座のお金 | 証拠金維持率 |
|---|---|---|---|
| 150円(取引直後) | 0円 | 10万円 | 約167% |
| 148円 | −2万円 | 8万円 | 約133% |
| 146円 | −4万円 | 6万円 | 100% |
| 143円 | −7万円 | 3万円 | 50% |
ロスカットの水準が50%のDMM FXなら、143円付近で決済される計算です。100%のみんなのFX・LIGHT FXなら146円付近です。JFXは有効比率200%を割るとアラートメールを送るとしており、この例では取引した直後(約167%)から、すでにアラートの水準を下回っています。

維持率を高く保つには
証拠金維持率を上げる方法は2つです。
- 入金を増やす:同じ1万通貨でも、入金30万円なら維持率は500%。維持率50%で決済される会社なら、ロスカットまで約27円の値下がりに耐えられる計算になります
- 取引数量を減らす:1,000通貨なら必要証拠金は6,000円。10万円の入金で維持率は約1,667%になります
最初は小さな数量で、必要証拠金よりかなり多めに入金しておくと、維持率に追われずに取引の流れを確かめられます。比較している7社は、どれも米ドル/円を1,000通貨で取引できます。
もっと詳しくロスカットとは?発動する水準と、何円動くと決済されるかを計算
もっと詳しくFX口座比較ランキング(評価方法を公開)
| 順位 | 口座 | スプレッド | 最小単位 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | JFX | 0.2銭 | 1,000通貨 | 公式 |
| 2 | みんなのFX | 0.2銭※ | 1,000通貨 | 公式 |
| 3 | ヒロセ通商 | 0.2銭 | 1,000通貨 | 公式 |
2026年11月2日時点・各社公表値(会社ごとの基準日は会社別ページ)。※は注記あり(LIGHTペア・手数料など。比較ページの注記)。順位は公開している配点で採点。全社の比較を見る
よくある質問
- Q必要証拠金ちょうどの入金で取引できますか?
- A取引自体はできますが、入れた直後の証拠金維持率は100%です。少しでも逆に動けば維持率は100%を下回り、ロスカットの水準が高い会社ではすぐ決済されることがあります。必要証拠金より多めに入れておくのが一般的です。
- Q証拠金維持率は何%あれば十分ですか?
- A決まった答えはありません。ロスカットの水準(50%〜100%など)が会社ごとに違うので、その水準との距離で考えます。米ドル/円1万通貨・入金30万円なら維持率は500%で、維持率50%の会社ならロスカットまで約27円の余裕がある計算です。比較ページでは各社のロスカット水準も確認できます。
- Q証拠金は取引で減ったらどうなりますか?
- A評価損が出ると口座のお金(有効証拠金)が減り、証拠金維持率が下がります。会社が決めた水準を下回るとアラートが届き、さらに下がるとロスカットになります。入金を追加するか、ポジションの一部を決済すると維持率は上がります。
出典
- e-Gov法令検索「金融商品取引業等に関する内閣府令」第117条第7項・第8項(約定時必要預託額・維持必要預託額は取引額の100分の4)(2026年11月2日確認)
- FXTF「GXのご案内」(証拠金維持率(%)=有効証拠金(純資産)÷必要証拠金×100・通常時は50%以下で決済)(2026年11月2日確認)
- JFX「取引ルール」(有効比率=有効証拠金額÷必要証拠金額×100・200%を割るとアラートメール・100%未満でロスカット)(2026年11月2日確認)
- DMM FX 取引概要(証拠金維持率が50%以下でロスカット)(2026年11月2日確認)
- みんなのFX「サービス概要」(証拠金維持率が100%以下で全建玉を自動決済)(2026年11月2日確認)