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FX口座を比較

スプレッドとは?FXの取引コストを各社の公表値で計算

|お金の学び場 編集部

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ひとことで言うとスプレッドとは、FXで通貨を「買う値段(買値)」と「売る値段(売値)」の差のことです。取引手数料が0円の口座でも、このスプレッドが取引1回ごとの実質的なコストになります。

高さの違う2枚の値札と、その差を示すオレンジの矢印のイラスト

FX口座を比べるなら:比較ランキング(評価方法を公開)/目的別おすすめ

スプレッドは「買値と売値の差」

FXの取引画面には、同じ通貨ペアに2つの値段が並んでいます。高いほうが買値(Ask)、安いほうが売値(Bid)です。

たとえば米ドル/円の画面に「150.000(売)/150.002(買)」と出ていたら、買うときは150.002円、売るときは150.000円です。この差の0.002円、つまり0.2銭がスプレッドです(数値は説明のための例)。「銭(せん)」は1円の100分の1、0.01円のことで、FXでは円の細かい値動きを銭で数えます。

買った瞬間に同じ画面で売り戻すと、この0.2銭ぶんだけ損をした状態になります。取引はいつも、スプレッドの分だけマイナスから始まる、と考えると分かりやすいでしょう。

図1 売る値段と買う値段の差がスプレッド(イラスト)
図1 売る値段と買う値段の差がスプレッド(イラスト)

1回の取引でいくらかかるか

コストは「スプレッド × 取引数量」で計算できます。取引数量は「通貨」で数え、米ドル/円の1万通貨は1万ドル分のことです。0.2銭は0.002円なので、1万通貨なら20円、1,000通貨(1,000ドル分)なら2円です。

当サイトの比較ページに載せている7社の米ドル/円は、次のとおりです。

会社 狭い時間帯のスプレッド(1万通貨あたり) それ以外の時間
ヒロセ通商 0.2銭(20円)・午前9時〜翌午前3時 5.9銭(590円)
JFX 0.2銭(20円)・午前9時〜翌午前3時 5.9銭(590円)
みんなのFX 0.2銭(20円)・午前8時〜翌午前5時 3.9銭(390円)
LIGHT FX 0.2銭(20円)・午前8時〜翌午前5時 3.9銭(390円)
DMM FX 0.2銭(20円)・午前9時〜翌午前5時 0.2〜3.9銭(20〜390円)
セントラル短資FX 0.2銭(20円)・午後5時〜翌日午前0時 0.2〜10銭(20〜1,000円)
FXTF 0銭・午前9時〜翌午前3時(同じ向きの合計が1万通貨を超えると、1万通貨あたり40円の手数料) 上限3.8銭(380円)

※狭い時間帯の値は、いずれも原則固定・例外あり。みんなのFXとLIGHT FXには、通常の米ドル/円とは別に「米ドル/円 LIGHT」があり、スプレッドはみんなのFXが0.15銭、LIGHT FXが0.18銭です。1回に注文できる量の上限が通常より小さい(みんなのFXは20Lot)など、条件が少し違う別建ての米ドル/円です。

時間帯で広がる。同じ口座でも約30倍の差

上の表で目を引くのは、時間帯による差です。ヒロセ通商とJFXの米ドル/円は、午前9時〜翌午前3時は0.2銭ですが、午前3時〜9時は5.9銭。1万通貨で20円と590円、約30倍の開きがあります。

狭い時間帯は会社ごとに違います。みんなのFXとLIGHT FXは朝8時から、セントラル短資FXは夕方5時から深夜0時まで、と決め方がばらばらです。平日の夜に取引するなら、どの会社も狭い時間帯に入ります。

時間帯のほかにも、次のような場面ではスプレッドが広がることがあります。みんなのFXが「原則固定 例外あり」の例外として挙げているものです。

  • 重要な経済指標の発表で相場が急に動いたとき(米雇用統計や、米国の消費者物価指数=CPIなど)
  • 休日明けの取引開始時や、取引終了の間際など、市場の取引が少ないとき
  • 震災などの天変地異や政変で、相場が急に動いたとき
図2 狭いスプレッドが適用されるのは決まった時間帯だけ(イラスト)
図2 狭いスプレッドが適用されるのは決まった時間帯だけ(イラスト)

取引回数が多いほど差が開く

1回あたりは小さな金額でも、回数を重ねると効いてきます。1万通貨の取引を月に100回(1日5回×20営業日)すると、スプレッド0.2銭で月2,000円、0.3銭なら月3,000円です。0.1銭の差が、月1,000円の差になります(計算例)。

スプレッドを「銭」ではなく「pips(ピップス)」という値動きの単位で書く会社もあります。米ドル/円では多くの会社が1pip=1銭としていますが、定義が違う会社もあるので、単位の読み方も押さえておくと比較で迷いません。

もっと詳しくpipsとは?1pipは何円か。会社で定義が10倍違う点に注意

口座を比べるときの見方

スプレッドで口座を比べるときは、次の3点をそろえて見ます。

  • 同じ通貨ペアで比べる(まずは取引の多い米ドル/円)
  • 適用される時間帯を確かめる(9時〜翌3時だけ狭い、という会社がある)
  • 数量の条件と注記を読む(縮小スプレッドは数量の上限つき、など)

7社とも狭い時間帯は0.2銭前後で、幅の差はわずかです。少額で練習するうちは、自分が取引する時間に狭いスプレッドが当たる会社を選ぶほうが、コストの差になって表れます。平日の夜だけ取引するならどの会社でも狭い時間帯に入り、朝8時台にも取引するならみんなのFX・LIGHT FX、深夜3時を過ぎても取引するならみんなのFX・LIGHT FX・DMM FX(翌5時まで)、というように生活の時間で絞れます。比較ページでは、各社の時間帯と注記もあわせて並べています。

もっと詳しくFX口座比較ランキング(評価方法を公開)

PRFX口座 比較(スプレッドは通常の米ドル/円)
順位口座スプレッド最小単位
1JFX0.2銭1,000通貨公式
2みんなのFX0.2銭※1,000通貨公式
3ヒロセ通商0.2銭1,000通貨公式

2026年11月2日時点・各社公表値(会社ごとの基準日は会社別ページ)。※は注記あり(LIGHTペア・手数料など。比較ページの注記)。順位は公開している配点で採点。全社の比較を見る

よくある質問

Qスプレッドは毎回の取引でかかりますか?
Aはい。新しく買う(または売る)注文が約定するたびに、その時点のスプレッドぶん不利な値段から始まります。取引回数が多い人ほど、スプレッドの差が積み重なります。各社のスプレッドは比較ページで並べています。
Q「原則固定」とはどういう意味ですか?
A決められた時間帯に、公表した幅で提示することを目標にしているという意味で、いつでもその幅になる約束ではありません。みんなのFXは「原則固定 例外あり」の例外として、天変地異などで相場が急変したとき、重要な経済指標の発表時、休日明けの取引開始時など市場の取引が少ないときを挙げています。
Q少額の取引でもスプレッドは不利になりますか?
Aスプレッドの「幅」は同じでも、コストの「金額」は取引数量に比例します。1万通貨で20円なら、1,000通貨では2円です。みんなのFXの「米ドル/円 LIGHT」は0.15銭で、1,000通貨なら1.5円です(LIGHTペアは1回の注文の上限が20Lotなど、通常の通貨ペアとサービス内容が一部違います)。

出典

この記事を書いた人

お金の学び場 編集部

エムシージェイ株式会社が運営する「お金の学び場」の編集部。統計の発表元・各社の公式サイトなど一次情報から数字を取り、出典と確認日を記事に書く方針で編集しています。

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