RSIの見方|70%・30%の意味と「買われすぎ」が続く例をドル円で解説
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ひとことで言うとRSI(相対力指数)とは、直近14日などの値動きのうち、値上がりした分が何%を占めたかを0〜100%で表した指標です。70%以上は「買われすぎ」、30%以下は「売られすぎ」の目安とされます。ただし2026年6月のドル円では、RSIが23営業日中22日で70%以上のまま、値段は3.21円上がり続けました。

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RSIは「動いた幅のうち、上がった分が何割か」
チャートの下に0〜100%の目盛りで揺れている線。それがRSIです。英語の Relative Strength Index の頭文字で、日本語では相対力指数と呼ばれます。みんなのFXの用語集は、W・ワイルダー氏が考案した、相場の勢い(モメンタム)を表す代表的な指標で、過去数日間の上げ幅・下げ幅から読み取るもの、と説明しています。
値段そのものではなく、値動きの勢いを見るための線です。
計算は「上がった分が何割か」
大和証券の用語解説は、RSIを次の式で示しています。
- RSI=(n日間のうち上昇した日の上昇幅の合計)÷(n日間の変動幅の合計)×100(%)
たとえば5日間の前日比が「+1.0円、−0.5円、+0.5円、+1.0円、−1.0円」だったとします。上がった分の合計は2.5円、下がった分の合計は1.5円で、動いた幅の合計は4.0円です。RSIは2.5÷4.0×100=62.5%になります。

期間のすべての日で値段が上がれば100%、すべての日で下がれば0%です。50%なら、上がった幅と下がった幅が同じだったということです。期間は、考案者のワイルダーが使った14がよく使われます。
計算式は1つではありません。 上の式は期間内の上げ幅・下げ幅を単純に合計するものです。これとは別に、上げ幅と下げ幅の平均を毎日少しずつならしていく式(ワイルダーの方式)もあり、取引ツールによってどちらを使うかが違います。同じ日でも値は違います。この記事の実データは、大和証券の用語解説の式で計算しました。
70%と30%の意味
みんなのFXの用語集は「一般に70%以上は買われすぎ、30%以下は売られすぎとみる」と書いています。大和証券の用語解説も同じく、70%以上は買われすぎ、30%以下は売られすぎの水準とされている、としています。80%・20%を目安にする人もいます。

ここで言う「買われすぎ」は、「直近の値動きが、ほとんど上げばかりだった」という意味です。「もうすぐ下がる」という意味ではありません。 この違いが、次の実例で分かります。
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実データで見る:2026年のドル円
日本銀行が公表している「東京市場 ドル・円 スポット 17時時点」の値から、当サイトで14日のRSIを計算しました。

買われすぎのまま上がり続ける(2026年6月)
| 日付(2026年) | ドル円(東京17時) | RSI(14日) |
|---|---|---|
| 6月1日 | 159.47円 | 85.5% |
| 6月17日 | 160.19円 | 67.8% |
| 6月22日 | 161.74円 | 84.7% |
| 7月1日 | 162.68円 | 77.7% |
※17時の値は日銀公表値。RSIは当サイト計算(営業日ベース)。
6月1日から7月1日までの23営業日のうち、RSIが70%を下回ったのは6月17日(67.8%)の1日だけでした。その間、ドル円は159.47円から162.68円まで、3.21円上がっています。さらに7月24日には163.77円をつけました。
「70%を超えたから下がる」と考えていたら、1か月以上、反対の動きを見続けたことになります。上げの勢いが強い相場では、RSIは高いところに張り付きます。

売られすぎからさらに下がる(2026年9月)
| 日付(2026年) | ドル円(東京17時) | RSI(14日) |
|---|---|---|
| 9月7日 | 155.56円 | 24.4% |
| 9月9日 | 153.12円 | 21.3% |
| 9月16日 | 154.98円 | 26.6% |
| 10月1日 | 158.39円 | 75.8% |
※17時の値は日銀公表値。RSIは当サイト計算。
9月7日にRSIは24.4%と「売られすぎ」の水準に入りましたが、値段はそこから2営業日でさらに2.44円下がり、9月9日に153.12円をつけました。RSIは9月16日まで8営業日続けて30%以下でした。その後ドル円は戻り、10月1日には158.39円まで上がっています。
結果として「売られすぎのあとに戻った」とは言えますが、どこで底を打つかは、RSIが30%を下回った時点では分かりませんでした。
RSIを見るときの注意
- 70%・30%は「止まる線」ではない。 強い流れの中では、RSIは高いまま・低いままになる
- 計算式と期間で値が変わる。 取引ツールの値とこの記事の値が違うのは、計算式(単純な合計か、ならした平均か)や期間、終値の時刻が違うため
- 14日前の大きな動きが外れた日に、RSIが急に跳ねることがある。 単純な合計の式では、2026年8月21日から24日にかけて、値段は0.33円しか上がっていないのに、RSIは42.4%から70.2%に上がりました。8月3日の3.44円の下げが14日の計算期間から外れたためです
- 1つの指標で決めない。 70%を超えたまま上がり続けた6月の例のように、RSIだけで売り買いを決めると外れることがあります。移動平均線やボリンジャーバンドと並べて、値段そのものの動きと一緒に見るのが基本です
もっと詳しく移動平均線の見方|ゴールデンクロス・デッドクロスと「遅れ」をドル円の実データで解説
取引ツールで表示してみる
RSIは、FX会社の取引ツールやスマホアプリのチャートで、オシレーター系(値動きの勢いを測る種類)の指標として表示できます。比較している7社のうち、みんなのFX・JFX・FXTF・セントラル短資FXは、TradingViewのチャートを使える取引画面も用意しています。口座を開くとデモ取引ができる会社もあり、実際のお金を使わずに、期間を変えたときにRSIの動きがどう変わるかを試せます。
| 順位 | 口座 | スプレッド | 最小単位 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | JFX | 0.2銭 | 1,000通貨 | 公式 |
| 2 | みんなのFX | 0.2銭※ | 1,000通貨 | 公式 |
| 3 | ヒロセ通商 | 0.2銭 | 1,000通貨 | 公式 |
2026年11月2日時点・各社公表値(会社ごとの基準日は会社別ページ)。※は注記あり(LIGHTペア・手数料など。比較ページの注記)。順位は公開している配点で採点。全社の比較を見る
よくある質問
- QRSIの期間は何日にすればいいですか?
- A考案者のワイルダーが使った14がよく使われます。期間を短くするとRSIは敏感に上下し、長くするとゆっくり動きます。まずは取引ツールの初期設定のまま見るのが手間がかかりません。
- QRSIが70%を超えたら下がるのですか?
- Aそうとは限りません。2026年6月1日〜7月1日のドル円(東京17時・14日)は、23営業日のうち22日でRSIが70%以上でしたが、値段は159.47円から162.68円まで上がり続けました。強い上昇が続く相場では、RSIは高いまま張り付くことがあります。
- Q取引ツールのRSIと、この記事の数字が違うのはなぜですか?
- ARSIには計算式が2通りあるためです。この記事は大和証券の用語解説にある「n日間の値上がり幅の合計 ÷ n日間の変動幅の合計 ×100」で計算しています。値上がり・値下がりの平均を少しずつならしていく式(考案者ワイルダーの方式)を使うツールもあり、同じ日でも値が違います。ツールのRSIの設定画面で、計算方法を確かめておくと迷いません。
出典
- 日本銀行 時系列統計データ API「東京市場 ドル・円 スポット 17時時点」(FM08 / FXERD04)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行 外国為替市況(日次)2026年10月29日・30日(2026年11月2日確認)
- 大和証券 金融・証券用語解説「相対力指数」(2026年11月2日確認)
- みんなのFX「FX用語集:RSI」(W・ワイルダー氏が考案・0%から100%の間で推移・一般に70%以上は買われすぎ、30%以下は売られすぎ)(2026年11月2日確認)
- 取引ツール(TradingView の有無):みんなのFX・JFX・FXTF・セントラル短資FX 各社公式の取引ツールのページ(URLは各社の会社別ページに掲載)(2026年11月2日確認)