PR当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

FX・カード・銀行・株。お金のことを、数字と図で学ぶ

FX口座を比較

ローソク足の見方|陽線・陰線・ヒゲの意味を2026年のドル円で図解

|お金の学び場 編集部

PR当サイトは複数の企業と提携しており、記事で紹介した商品・サービスへの申込みがあった場合、各企業から報酬を受け取ることがあります。報酬の有無は掲載順位や評価に影響しません。

ひとことで言うとローソク足とは、一定の期間の始値・高値・安値・終値の4つの値段を1本の棒にまとめたグラフです。終値が始値より高ければ陽線、安ければ陰線と呼び、上下に伸びるヒゲの先がその期間の高値と安値です。見分けるのは色ではなく「始値と終値のどちらが高いか」です。

ローソク足チャートを虫めがねで拡大したイラスト

FX口座を比べるなら:比較ランキング(評価方法を公開)/目的別おすすめ

ローソク足は「4つの値段」を1本にまとめたもの

FX会社のアプリでチャートを開くと、赤や青の小さな棒が並んでいます。これがローソク足です。みんなのFXの解説は、ローソク足は「それ1本で、設定した時間内の始値(はじめね)・高値(たかね)・安値(やすね)・終値(おわりね)」を表すものと説明しています。

  • 始値(はじめね):その期間の最初の値段
  • 高値(たかね):その期間にいちばん高かった値段
  • 安値(やすね):その期間にいちばん安かった値段
  • 終値(おわりね):その期間の最後の値段

1日分の値動きを1本にしたものを日足(ひあし)、1週間分なら週足(しゅうあし)、1か月分なら月足(つきあし)と呼びます。取引ツールでは、この「1本が何の期間か」を切り替えられるものが多く、短い期間ほど細かい動きが、長い期間ほど大きな流れが見えます。

図1 ある期間の値動きを、4つの値段を使って1本のローソク足にまとめる(イラスト)
図1 ある期間の値動きを、4つの値段を使って1本のローソク足にまとめる(イラスト)

陽線と陰線:始値と終値のどちらが高いか

ローソク足には2種類あります。

  • 陽線(ようせん):終値が始値より高い。その期間の最初より最後のほうが値上がりしている
  • 陰線(いんせん):終値が始値より安い。その期間の最初より最後のほうが値下がりしている

始値と終値のあいだの太い部分を実体(じったい)、実体から上下に伸びる線をヒゲと呼びます。上に伸びるのが上ヒゲで、その先が高値です。下に伸びるのが下ヒゲで、その先が安値です。

陽線では実体の下の端が始値、上の端が終値です。陰線ではその逆で、上の端が始値、下の端が終値になります。

図2 陽線と陰線の各部の名前(説明用の図)
図2 陽線と陰線の各部の名前(説明用の図)

色は決まっていません。みんなのFXのチャートは陽線が赤、陰線が青ですが、白抜きと黒で描くツールもあります。取引ツールによって違い、設定で変えられるものもあるので、色で覚えず、始値と終値のどちらが上にあるかで見分けると、ツールを変えても迷いません。

実データで読む:2026年9月のドル円2本

実際のドル円で、ローソク足1本を読んでみます。日本銀行は、東京市場のドル円について、毎営業日の9時時点と17時時点の値、その日の最高値と最安値を公表しています。この記事では、9時の値を始値、17時の値を終値、最高値を高値、最安値を安値として、当サイトでローソク足を組み立てました。

図3 2026年9月18日(陽線)と9月3日(陰線)のドル円(東京市場・日銀公表値から当サイト作成)
図3 2026年9月18日(陽線)と9月3日(陰線)のドル円(東京市場・日銀公表値から当サイト作成)

9月18日(金):陽線

値段 ドル円
始値(9時) 156.16円
高値 157.60円
安値 155.88円
終値(17時) 157.49円

終値が始値より1.33円高いので陽線です。実体の長さが1.33円で、上ヒゲは0.11円(157.60−157.49)、下ヒゲは0.28円(156.16−155.88)です。「朝より夕方のほうが1.33円高く、途中で一度は155.88円まで下げた」ことが、この1本から読み取れます。

この日は、日本銀行が金融政策決定会合で利上げを決め、11時54分に公表した日です。9月の利上げのあと、10月の会合で日銀がどう決めたかと、そのときのドル円は、次の記事にまとめています。

もっと詳しく日銀10月会合は1.25%で据え置き、ドル円157円台半ば|決定内容と円相場を数字で解説

9月3日(木):陰線

値段 ドル円
始値(9時) 158.91円
高値 158.96円
安値 156.36円
終値(17時) 157.05円

終値が始値より1.86円安いので陰線です。陰線では実体の上の端が始値なので、上ヒゲは高値から始値を引いた0.05円(158.96−158.91)です。上ヒゲがほとんどなく、朝の値段からほとんど上がらないまま下がった日でした。下ヒゲは0.69円(157.05−156.36)で、いったん156.36円まで下げたあと、少し戻して終わっています。

2026年6月1日から10月30日までの104営業日のうち、実体がいちばん長かったのがこの9月3日の陰線(1.86円)、陽線でいちばん長かったのが9月18日(1.33円)です。

ヒゲの意味:一度つけた値段から戻った幅

ヒゲは、その期間の途中で一度その値段までついたが、終わるまでに戻ってきた幅を表します。上ヒゲが長ければ「一度は高く買われたが、終わりまでに押し戻された」、下ヒゲが長ければ「一度は安く売られたが、終わりまでに戻した」ということです。

図4 高値まで上がって押し戻されると、上ヒゲの長いローソク足になる(イラスト)
図4 高値まで上がって押し戻されると、上ヒゲの長いローソク足になる(イラスト)

下ヒゲはこの上下を逆にしたものです。安値まで下がったあと、終わりまでに値段が戻ると、下ヒゲの長いローソク足になります。

実データで見ると、2026年6月〜10月の104営業日でいちばん下ヒゲが長かったのは8月3日(月)でした。

  • 始値 157.58円 → 安値 155.20円:始値から2.38円下げた
  • 安値 155.20円 → 終値 156.77円:そこから1.57円戻した
  • 終値は始値より0.81円安いので陰線。ただし下ヒゲ(1.57円)は実体(0.81円)の倍近くある

終値だけを見ると「始値から0.81円下がった日」ですが、ローソク足を見ると「一時は2.38円も下がり、その半分以上を取り戻した日」だったことが分かります。同じ終値でも、ヒゲを見れば途中の値動きの荒さが分かる。これがローソク足を使う理由のひとつです。

逆に、ヒゲがない日もあります。7月30日(木)は終値163.74円がその日の高値と同じで、上ヒゲがありませんでした。いちばん高いところで終わった、ということです。

ヒゲが示すのは、過去にその値段がついたという事実です。ヒゲが長いローソク足が出たあとに、値段が同じ方向へ動くことも、反対へ動くこともあります。

並べて見る:2026年7月〜9月のドル円

ローソク足を時間の順に並べたものが、ローソク足チャートです。2026年7月21日から9月18日までの東京市場のドル円を、日足で並べました。

図5 ドル円の日足(東京市場・2026年7月21日〜9月18日・日銀公表値から当サイト作成)
図5 ドル円の日足(東京市場・2026年7月21日〜9月18日・日銀公表値から当サイト作成)
日付(2026年) 始値 高値 安値 終値 形
7月30日(木) 163.31円 163.74円 163.22円 163.74円 陽線・上ヒゲなし
7月31日(金) 160.18円 160.90円 159.39円 160.21円 実体0.03円の陽線
8月3日(月) 157.58円 157.86円 155.20円 156.77円 陰線・下ヒゲ1.57円
9月3日(木) 158.91円 158.96円 156.36円 157.05円 陰線・実体1.86円
9月18日(金) 156.16円 157.60円 155.88円 157.49円 陽線・実体1.33円

※始値は9時、終値は17時の日銀公表値(売り値と買い値の中間)。高値・安値は日銀公表の最高値・最安値。

陰線が続く区間は値下がりが続いた区間、陽線が続く区間は値上がりが続いた区間です。図5では、7月末から8月初めにかけて値段が大きく下にずれ、9月初めにもう一度下がり、9月中旬に戻している流れが、ローソク足の並びで分かります。

2026年6月1日から10月30日までの104営業日を数えると、陽線が47本、陰線が54本、始値と終値が同じだった日が3日(6月10日・6月18日・7月28日)でした。1日の値幅(高値−安値)の中央値は0.46円です。8月3日の2.66円や9月3日の2.60円は、ふだんの5倍以上動いた日だったことになります(10月29日・30日は日銀の日次の公表資料から取得し、当サイトで集計)。

日足1本に映らない動きもある

7月31日(金)のローソク足は、実体がわずか0.03円(3銭)の小さな陽線です。この1本だけを見ると、静かな日に見えます。

ところが、前日7月30日の終値(17時)は163.74円で、7月31日の始値(9時)は160.18円でした。前日の夕方から当日の朝までのあいだに、3.56円下がっていたのです。

このように、前の日の終値と次の日の始値が離れてできた空間を窓(まど)と呼びます。大和証券の用語解説は窓を「相場の一気の上げ、または下げにより、前日終値と翌日始値が重ならないでできた空間」と説明しています。7月31日でいえば、前日の終値163.74円と当日の始値160.18円のあいだの3.56円がこれにあたります。

この日は、ヒゲまで含めても2本が重なりません。7月30日の安値163.22円と7月31日の高値160.90円のあいだに2.32円のすき間が残り、チャートの上でも2本のローソク足がはっきり離れて見えます(図5)。

この記事のローソク足は、東京市場の9時と17時の値をもとに作っています。前日の17時から翌朝9時までのあいだの動きは、この記事のローソク足では、翌日の始値とのずれ(窓)としてしか現れません。一方、FX会社のチャートは海外の時間帯も含めて1日を区切ります。たとえばOANDA証券のMT5は、ニューヨーク時間の午後5時に日付が切り替わる設定です(日本時間では米国の夏時間中は午前6時、冬時間は午前7時。当サイトで時差から換算)。同じ日の日足でも、どこで1日を区切るかで4つの値段は変わるので、FX会社のアプリで見る日足は、この記事の数字とは一致しません。

ローソク足を見るときの注意

  • 色で覚えない。 陽線・陰線の色はツールごとに違います。始値と終値のどちらが上かで見分けます
  • 時間足で形が変わる。 同じ時間帯でも、1時間足で見るか日足で見るかで、陽線・陰線もヒゲの長さも変わります。いま何の期間のローソク足を見ているかを、最初に確かめます
  • 1日の区切りはツールで違う。 日足の4つの値段は、1日をどこで区切るかで変わります
  • 形は過去の記録。 ローソク足は「その期間に何が起きたか」を表したもので、次の値動きを言い当てるものではありません
  • この記事の値の性質。 日本銀行の9時・17時の値は売り値と買い値の中間の値、最高値・最安値はブローカーから聞き取った、実際に取引が成立した値です。この記事のローソク足は、性質の少し違う値を組み合わせて作っています

ローソク足が読めるようになると、移動平均線のように、チャートの上に重ねて見る道具も読みやすくなります。

もっと詳しく移動平均線の見方|ゴールデンクロス・デッドクロスと「遅れ」をドル円の実データで解説

取引ツールで見てみる

ローソク足チャートは、FX会社の取引ツールやスマホアプリで見られます。みんなのFXの解説も、ローソク足1本あたりの期間は1年単位から1分単位まで変えられると紹介しています。口座を開くとデモ取引ができる会社もあり、実際のお金を使わずにチャートの操作を試せます。各社のコストや最小取引単位は比較ページにまとめています。

PRFX口座 比較(スプレッドは通常の米ドル/円)
順位口座スプレッド最小単位
1JFX0.2銭1,000通貨公式
2みんなのFX0.2銭※1,000通貨公式
3ヒロセ通商0.2銭1,000通貨公式

2026年11月2日時点・各社公表値(会社ごとの基準日は会社別ページ)。※は注記あり(LIGHTペア・手数料など。比較ページの注記)。順位は公開している配点で採点。全社の比較を見る

よくある質問

Q陽線と陰線の色は決まっていますか?
A決まっていません。みんなのFXの解説では、同社のチャートは陽線が赤、陰線が青です。取引ツールによって違い、設定で色を変えられるものもあります。見分けるときは色ではなく「始値と終値のどちらが高いか」を見ます。
Qヒゲが長いローソク足は、次に反対方向へ動く合図ですか?
Aそうとは限りません。ヒゲが示すのは「その期間に一度その値段までついたが、終わるまでに戻った」という過去の事実です。2026年8月3日のドル円は下ヒゲが1.57円ありましたが、これはその日の値動きの記録であって、翌日以降の値動きを約束するものではありません。
QFX会社のアプリの日足と、この記事のローソク足の値が違うのはなぜですか?
A1日の区切り方が違うためです。この記事のローソク足は、日本銀行が公表している東京市場の値(9時・17時の値と、その日の最高値・最安値)から作りました。FX会社のチャートは海外の時間帯も含めて1日を区切ります。たとえばOANDA証券のMT5は、ニューヨーク時間の午後5時に日付が切り替わる設定です。

出典

この記事を書いた人

お金の学び場 編集部

エムシージェイ株式会社が運営する「お金の学び場」の編集部。統計の発表元・各社の公式サイトなど一次情報から数字を取り、出典と確認日を記事に書く方針で編集しています。

関連記事