サポートラインとレジスタンスラインの見方|水平線の引き方と「役割の入れ替わり」を図解
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ひとことで言うとサポートラインは過去に何度も値下がりが止まった水準、レジスタンスラインは何度も値上がりが止まった水準に引く線です。多くの人が同じ水準を見ているため注文が集まりやすく、いったん抜けると役割が入れ替わることがあります。

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値下がりが止まる「床」と、値上がりが止まる「天井」
チャートを見ていると、同じくらいの値段で何度も下げ止まったり、上げ止まったりする場面があります。その水準に引く線がサポートラインとレジスタンスラインです。
- サポートライン(下値支持線):過去に何度も値下がりが止まった安値を結んだ線。値段を下から支える「床」
- レジスタンスライン(上値抵抗線):過去に何度も値上がりが止まった高値を結んだ線。値段を上から抑える「天井」
みんなのFXの解説は、サポートラインを、価格が下落したときに「これ以上は下がらないと予測される基準」、レジスタンスラインを「これ以上は上がらないだろうと予測される基準」と説明しています。どちらも「予測」の線であって、値段がそこで必ず止まるわけではありません。

なぜ同じ値段で止まりやすいのか
線そのものに値段を止める力はありません。止まりやすいのは、多くの人が同じ水準を見ているからです。
OANDA証券の解説は、以前の安値や高値は「相場参加者に意識され、その手前の水準でオーダーが入りやすい傾向があります」と書いています。たとえば「前回158.6円で止まった」と覚えている人が多ければ、その少し手前で売りの注文を出す人や、買っていた分を手放す人が出てきます。注文が集まるので、値段はそこで押し返されやすくなります。
裏を返すと、誰も気にしていない水準に線を引いても意味はありません。多くの人が目にする日足や週足の、目立つ高値・安値に引くのが基本です。
線の引き方
- チャートを少し引いて見る。 直近の数日だけでなく、数週間〜数か月分を表示します
- 何度も止まった高値・安値を探す。 みんなのFXの解説は「2点以上」を結ぶとしています。2点で引けますが、3点目でまた止まると、その水準を意識している人が多いと読めます
- 横にまっすぐ引く。 高値どうしならレジスタンスライン、安値どうしならサポートラインです
- 「線」ではなく「帯」で見る。 実際の値段は線ぴったりでは止まらず、少し手前や少し先で止まります。数銭〜数十銭の幅をもった帯として見るほうが実態に近くなります
ヒゲの先(高値・安値)で引くか、ローソク足の実体(始値・終値)で引くかに決まりはありません。1本のチャートの中ではどちらかにそろえておくと見比べやすくなります。

もっと詳しくローソク足の見方|陽線・陰線・ヒゲの意味を2026年のドル円で図解
抜けると役割が入れ替わる
レジスタンスラインを値段が上に抜けると、その線は今度は下から値段を支えるサポートラインとして働くことがあります。逆に、サポートラインを下に抜けると、上値を抑えるレジスタンスラインに変わることがあります。
OANDA証券の解説は「サポートラインとして下値を支えていた水準が、今度は上値を抑える役割、つまりレジスタンスラインとして機能することもあります」と書いています。この入れ替わりは「サポレジ転換」と呼ばれることもあります。
入れ替わる理由も、注文の集まり方で説明できます。158円で何度も上げ止まっていた相場がそこを上に抜けたとすると、「158円で売っていた人」は値上がりで損が出ています。値段が158円近くまで戻ってくると、損を小さくするために買い戻す人が出てきます。こうして、天井だった水準が床に変わります。

実例:2026年10月のドル円
日本銀行が毎営業日公表している東京市場(9時〜17時)のドル円の値幅を並べると、2026年10月前半に分かりやすい「天井」と「床」が見えます。
| 期間・日付(2026年) | 東京市場の高値 | 東京市場の安値 |
|---|---|---|
| 10月7日 | 158.51円 | 158.04円 |
| 10月13日 | 158.63円 | 158.12円 |
| 10月14日 | 158.51円 | 158.12円 |
| 10月20日 | 158.60円 | 158.04円 |
| 10月1日〜21日の最安値 | — | 157.37円(10月1日) |
| 10月22日 | 158.25円 | 156.85円 |
| 10月23日 | 157.16円 | 156.08円 |
※日本銀行「外国為替市況」の東京市場の値幅(9時〜17時)。海外市場の時間帯の値動きは含まない。
10月1日から21日までの14営業日、東京時間の高値は158.51円〜158.63円の帯で4回止まり、158.7円には届きませんでした。安値は10月1日の157.37円が最も低く、この期間はおよそ157.4円〜158.6円の約1.3円の幅の中で動いていました。
この幅を抜けたのが10月22日です。東京時間の安値は156.85円で、10月1日以来の最安値157.37円を下回りました。翌23日の安値は156.08円です。17時の値は21日の158.12〜14円から、22日に157.22〜24円、23日に156.95〜97円へ下がりました。
その後、10月27日から30日にかけて東京時間の高値は157.87円〜158.06円で、10月前半の天井だった158.5円付近までは戻っていません(10月30日時点)。

この期間の動きの背景にある日米の中央銀行の決定は、ニュース解説の記事にまとめています。
もっと詳しく日銀10月会合は1.25%で据え置き、ドル円157円台半ば|決定内容と円相場を数字で解説
ラインを見るときの注意
- 抜けたように見えて戻ることがある。 一度線を抜けても、すぐに元の幅に戻ることがあります。日中に一瞬抜けただけか、終値でも抜けた側にいるかを分けて見ると、一時的な振れに振り回されにくくなります
- 時間足で見え方が変わる。 1時間足で引いた線と日足で引いた線は、同じ相場でも位置が違います。どの時間足で引いた線かを決めておきます
- 線は予言ではない。 サポートラインもレジスタンスラインも、過去に止まった場所の記録です。次も止まるかどうかは分かりません
取引ツールで引いてみる
FX会社の取引ツールやスマホアプリには、チャートに水平線や斜めの線を引く描画機能が入っているものがあります。口座を開くとデモ取引ができる会社もあり、自分で線を引いて、その後の値動きと見比べる練習ができます。
| 順位 | 口座 | スプレッド | 最小単位 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | JFX | 0.2銭 | 1,000通貨 | 公式 |
| 2 | みんなのFX | 0.2銭※ | 1,000通貨 | 公式 |
| 3 | ヒロセ通商 | 0.2銭 | 1,000通貨 | 公式 |
2026年11月2日時点・各社公表値(会社ごとの基準日は会社別ページ)。※は注記あり(LIGHTペア・手数料など。比較ページの注記)。順位は公開している配点で採点。全社の比較を見る
よくある質問
- Qサポートラインは何点を結べば引けますか?
- A最低2点です。みんなのFXの解説も「2点以上」の安値(高値)を結ぶとしています。3点目、4点目で同じように止まるほど、その水準を意識している人が多いと読めます。
- Qラインはローソク足のヒゲに合わせますか、実体に合わせますか?
- Aどちらの引き方もあります。ヒゲの先(高値・安値)で引くと「その期間に実際についた値段」の線になり、実体(始値・終値)で引くと一時的な振れを除いた線になります。1本のチャートの中では、どちらかにそろえて引くと見比べやすくなります。
- Qラインはどのツールで引けますか?
- AFX会社の取引ツールやスマホアプリには、チャート上に水平線や斜めの線を引く描画機能が入っているものがあります。引いた線を保存できるツールもあります。各社のコストや最小取引単位は比較ページにまとめています。