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円高・円安とは?150円→140円はどっち?FXの損益と生活への影響

|お金の学び場 編集部

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ひとことで言うと円高とは、ドルなどの外国の通貨に比べて円の価値が上がること、円安とは下がることです。1ドル=150円が1ドル=140円になれば、1ドルを手に入れるのに必要な円が少なくなるので円高です。数字が小さくなるのが円高、大きくなるのが円安と覚えます。

てんびんの片側に円の硬貨、もう片側にドルの硬貨が載り、円の側が持ち上がっているイラスト

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円高は円の価値が上がること

日本銀行は、円高を「円の他通貨に対する相対的価値、言い換えると、円1単位で交換できる他通貨の単位数が相対的に多い状態」と説明しています。円安はその逆で、円1単位で交換できる外国の通貨が少ない状態です。

言いかえると、同じ円で、より多くのドルと交換できるのが円高です。

「数字が小さくなるのが円高」の理由

ニュースで聞く「1ドル=150円」は、1ドルを手に入れるのに150円が要る、という意味です。

  • 1ドル=150円 → 140円:1ドルが10円安く手に入る → 円の価値が上がった → 円高
  • 1ドル=150円 → 160円:1ドルを手に入れるのに10円多く要る → 円の価値が下がった → 円安

ドルの値段(円で表した数字)が下がるのが円高、上がるのが円安です。「円の値段」ではなく「ドルの値段」が表示されているので、数字の向きと言葉の向きが逆に見えます。

J-FLEC(金融経済教育推進機構)の用語解説も、1ドル=100円が90円になるのを円高、110円になるのを円安の例に挙げています。

1万円を両替すると何ドルか

日本銀行は、1万円をドルに両替する例で説明しています。

  • 1ドル=100円なら → 100ドル
  • 1ドル=80円なら → 125ドル(円高。同じ1万円で多くのドルが手に入る)
  • 1ドル=125円なら → 80ドル(円安。同じ1万円で手に入るドルが少ない)

海外旅行で現地のお金に替えるとき、円高なら同じ円で多くの外貨が手に入り、円安なら少なくなります。

図1 同じ1万円でも、円高なら多くのドルに、円安なら少ないドルに替わる(イラスト)
図1 同じ1万円でも、円高なら多くのドルに、円安なら少ないドルに替わる(イラスト)

実際のドル円は、どれくらい動くか

日本銀行が公表している東京市場17時のドル円で、2026年の動きを見ます。

  • 7月30日 163.74円 → 8月3日 156.77円:2営業日で6.97円の円高
  • 9月9日 153.12円 → 10月28日 157.79円:約1か月半で4.67円の円安

数日で数円動くこともあれば、何週間かけて反対向きに戻ることもあります。円高・円安は「前と比べてどうか」を表す言葉で、「何円から円高」という決まった基準はありません。

FXでは、買いか売りかで損益が逆になる

FXで米ドル/円を取引するとき、円高・円安は損益に直結します。

  • 米ドル/円を買っている(ドルを持っている):円安(数字が上がる)で利益、円高(数字が下がる)で損失
  • 米ドル/円を売っている:円高で利益、円安で損失。FXでは、証拠金を預けることで、ドルを持っていなくても「先に売って、あとで買い戻す」取引ができます

損益の大きさは、値動きと数量のかけ算です。上の7月30日→8月3日の6.97円の円高なら、次のとおりです(スプレッドとスワップは含めていません)。

  • 1,000通貨を買っていた → 約6,970円の評価損
  • 1,000通貨を売っていた → 163.74円で売ったものを156.77円で買い戻す計算になり、差の6.97円×1,000通貨で約6,970円の評価益
  • 1万通貨なら、どちらも10倍(約6万9,700円)

FXは、円高でも円安でも、向きを選んで取引できる仕組みです。その分、予想と逆に動けば同じ大きさの損失になります。数量を小さくすれば、値動きに対する損益の揺れも小さくなります。仕事中で画面を見られない時間は、指値や逆指値の注文をあらかじめ置いておけば、決めた値段で自動的に決済されます。

図2 同じ円高でも、買いと売りで損益が逆になる(イラスト)
図2 同じ円高でも、買いと売りで損益が逆になる(イラスト)

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生活と企業への影響

J-FLECの用語解説は、円高は輸入企業に有利で輸出企業に不利、円安は輸出企業に有利で輸入企業に不利になる、と説明しています。

  • 円高:輸入品の代金を払うのに必要な円が少なくてすむ。海外旅行で同じ円から多くの外貨が手に入る
  • 円安:輸出品の売上げ(外貨)を円に替えたときの金額が増える。一方で、輸入品の代金を払うのに必要な円は多くなる

円高・円安はなぜ起きるか

J-FLECは、円高・円安は「政治的経済的要因によって外国為替市場における円への需給が変化することで生じる」と説明しています。円を買いたい人が多ければ円高に、ドルを買いたい人が多ければ円安に動きます。

需給を動かす材料の1つが、日本とアメリカの金利です。金利差はFXのスワップポイントの元にもなっています。日銀やFRBの金融政策の発表があった日にドル円がどう動いたかは、ニュース解説で実際の数字とともに追っています。

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ニュースの「円高・円安」を、自分の数字で見る

円高・円安が分かると、ニュースの為替の話が、自分のお金の話として読めるようになります。FXなら、米ドル/円を1,000通貨(1ドル=150円の仮の値で必要な証拠金は6,000円)から、どちらの向きにも取引できます。始め方は、こちらにまとめています。

もっと詳しくFXのはじめ方|口座開設から最初の注文まで5ステップ。必要なものと日数

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よくある質問

Q1ドル150円から140円になったのは、円高ですか円安ですか?
A円高です。1ドルを手に入れるのに必要な円が150円から140円に減った、つまり円の価値が上がったからです。数字が小さくなるのが円高、大きくなるのが円安です。
Q円高と円安は、FXではどちらが得ですか?
A持っているポジションの向きで決まります。米ドル/円を買っていれば円安(数字が大きくなる)で利益、円高で損失になり、売っていればその逆です。1,000通貨なら1円の動きで1,000円、1万通貨なら1万円の損益です。
Q円高・円安には「ここから」という基準はありますか?
A決まった基準の値はありません。円高・円安は「前と比べて」円の価値が上がったか下がったかを表す言葉です。「1年前と比べて円安」のように、いつと比べるかを添えて使います。

出典

この記事を書いた人

お金の学び場 編集部

エムシージェイ株式会社が運営する「お金の学び場」の編集部。統計の発表元・各社の公式サイトなど一次情報から数字を取り、出典と確認日を記事に書く方針で編集しています。

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