日銀の金融政策決定会合とは?日程・見るところ・円相場の動きを2026年の結果で解説
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ひとことで言うと日銀の金融政策決定会合は、日本銀行が政策金利などを決める会合で、年8回、2日間ずつ開かれます。結果は2日目の昼ごろに公表されます。2026年は7回のうち6月と9月に利上げし、政策金利は1.25%程度です。次回は2026年12月17日(木)・18日(金)です。

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日銀の金融政策決定会合とは:政策金利を決める会合
日銀の金融政策決定会合(日銀会合)は、日本銀行が政策金利など金融政策の方針を決める会合です。総裁・2人の副総裁・6人の審議委員の9人の政策委員が、多数決で決めます。
ここで決める政策金利は、銀行どうしが1日だけお金を貸し借りするときの金利(無担保コールレート・オーバーナイト物)です。日銀はこの金利を「◯%程度で推移するよう促す」という形で示します。2026年10月30日の時点では1.25%程度です。
会合は年8回、2日間ずつ開かれます。
2026年の会合(日本銀行の開催日程)
| 会合の日(2026年) | 展望レポート |
|---|---|
| 1月22日(木)・23日(金) | あり |
| 3月18日(水)・19日(木) | ― |
| 4月27日(月)・28日(火) | あり |
| 6月15日(月)・16日(火) | ― |
| 7月30日(木)・31日(金) | あり |
| 9月17日(木)・18日(金) | ― |
| 10月29日(木)・30日(金) | あり |
| 12月17日(木)・18日(金) | ― |
※展望レポートは「経済・物価情勢の展望」。年4回、会合の2日目に基本的見解が公表される。
発表の仕組み:2日目の昼ごろに公表文
結果は、会合の2日目に「当面の金融政策運営について」(金利を変えたときは「金融市場調節方針の変更について」)という1〜2枚の公表文で出ます。公表時刻は決まっていません。 2026年の7回は、2日目の11時46分〜12時19分でした。東京市場の取引時間の途中です。
同じ日に総裁の定例記者会見があり、その後も次の資料が順に出てきます(日本銀行の公表日程による)。
- 展望レポートの全文:翌営業日の14時(1・4・7・10月の会合)
- 主な意見:会合のおよそ1〜2週間後の8時50分。会合でどんな意見が出たかを、発言者の名前を伏せてまとめたもの
- 議事要旨:次の会合のあとの8時50分。議論の流れが分かる
どこを見るか:決定・採決・公表文の言葉
1. 決定(金利を変えたか)
まず政策金利を上げたか、下げたか、据え置いたかです。2026年は6月に0.75%程度から1.0%程度へ、9月に1.25%程度へ引き上げました。
2. 採決(誰が反対したか)
公表文の注に、賛成と反対の人数、反対した委員の名前と、その委員が出した案が書かれています。

たとえば2026年4月28日の会合は据え置き(0.75%程度)でしたが、採決は賛成6・反対3で、中川委員・高田委員・田村委員の3人が1.0%程度への利上げを提案して否決されました。次の6月16日の会合で、日銀は実際に1.0%程度へ利上げしています。反対票の数と中身は、次の会合で何が起きうるかを考える材料になります。 ただし、反対があっても次に必ず利上げするとは限りません。10月30日の会合でも高田委員が1.5%程度への利上げを提案して否決されています。
3. 公表文の先行きの言葉
公表文には、これからの金融政策の考え方が書かれることがあります。2026年3月19日の公表文は、見通しが実現していくとすれば「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになると考えている」と書いています。
4. 展望レポートの見通し(1・4・7・10月)
政策委員が見込む物価と景気の数字(中央値)です。予想であって実績ではありません。10月の見通しの数字は、10月会合の解説記事にまとめています。
もっと詳しく日銀10月会合は1.25%で据え置き、ドル円157円台半ば|決定内容と円相場を数字で解説
ドル円が動きやすい理由
ドル円の値段を動かす材料のひとつが、日本と米国の金利の差です。金利の高い通貨を持っていれば受け取る利息が多くなるので、ほかの条件が同じなら、金利差が開くとドルが買われやすく(円安)、縮むと円が買われやすい(円高)とされます。
2026年10月末の時点で、日本の政策金利は1.25%程度、米国の政策金利(フェデラル・ファンド金利の誘導目標)は3.75%〜4.00%で、差は2.50〜2.75%ポイントあります。日銀が利上げすれば、ほかの条件が同じなら、この差は縮みます。
ただし、相場は決定そのものより「事前にどこまで予想されていたか」で動くことが多い、とよく言われます。予想どおりの利上げなら、それまでに為替がすでに動いていて、決定の日にはあまり動かないこともあります。この記事では、報道機関などがまとめる事前の予想は載せていません。 日銀の一次情報ではないためです。
2026年の会合の結果と円相場
日銀の公表は昼ごろなので、日本銀行が公表している東京市場17時のドル円は、公表のあとの値です。会合の2日目の17時の値と、前の営業日の17時の値を比べました。
| 会合の日(2026年) | 決定 | 採決 | 公表時刻 | ドル円(東京17時) | 前日比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10月30日(金) | 1.25%程度で据え置き | 賛成8・反対1 | 12:02 | 157.55〜56円 | −0.27円(円高) |
| 9月18日(金) | 1.25%程度に引き上げ | 賛成7・反対2 | 11:54 | 157.49円 | +1.80円(円安) |
| 7月31日(金) | 1.0%程度で据え置き | 賛成8・反対1 | 12:11 | 160.21円 | −3.53円(円高) |
| 6月16日(火) | 1.0%程度に引き上げ | 賛成7・反対1(植田総裁は欠席) | 12:19 | 160.23円 | +0.10円(円安) |
| 4月28日(火) | 0.75%程度で据え置き | 賛成6・反対3 | 12:04 | 159.53円 | +0.29円(円安) |
| 3月19日(木) | 0.75%程度で据え置き | 賛成8・反対1 | 11:46 | 159.22円 | +0.45円(円安) |
| 1月23日(金) | 0.75%程度で据え置き | 賛成8・反対1 | 12:07 | 158.39円 | −0.39円(円高) |
※決定・採決・公表時刻は日本銀行の公表文。ドル円は日本銀行公表の東京市場スポット17時時点(10月30日は外国為替市況(日次)の17時の値。前日10月29日は157.82〜83円)。前日比は当サイト計算(2026年11月2日確認)。

7回のうち、利上げした2回(6月16日・9月18日)は、どちらも前日より円安でした。9月18日は1.80円の円安です。逆に、いちばん大きく円高になったのは据え置きの7月31日で、3.53円の円高でした。
「利上げの日は円高、据え置きの日は円安」という単純な形にはなっていません。 それぞれの日に為替がその方向に動いた理由は、日銀の公表資料からは分かりません。為替は、決定が事前にどこまで予想されていたか、総裁の記者会見の内容、同じ日の海外の材料など、いくつもの要因で動きます。
もっと詳しくFOMC10月会合は金利据え置き、2人が利上げを主張|ドル円の反応と日米金利差を数字で解説
次の日程
| 日時(日本時間) | 予定 |
|---|---|
| 11月5日(木)8:50 | 9月会合の議事要旨 |
| 11月10日(火)8:50 | 10月会合の主な意見 |
| 12月17日(木)・18日(金) | 金融政策決定会合(結果は18日の昼ごろ) |
| 12月28日(月)8:50 | 12月会合の主な意見 |
| 2027年1月21日(木)・22日(金) | 金融政策決定会合(展望レポートあり) |
※日本銀行の開催日程。
12月の会合では、まず「1.25%程度から動かすか」、次に「反対票が何票あり、誰が何を提案したか」を見ると、公表文の要点がつかめます。
会合の時間帯のチャートを見てみる
日銀の公表は東京市場の取引時間の昼ごろで、その前後にドル円が短い時間で大きく動くことがあります。FX会社の取引ツールでは、こうした時間帯のローソク足を1分足や5分足で細かく見られます。口座を開くとデモ取引ができる会社もあり、実際のお金を使わずに、公表の瞬間にチャートがどう動くかを確かめられます。
| 順位 | 口座 | スプレッド | 最小単位 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | JFX | 0.2銭 | 1,000通貨 | 公式 |
| 2 | みんなのFX | 0.2銭※ | 1,000通貨 | 公式 |
| 3 | ヒロセ通商 | 0.2銭 | 1,000通貨 | 公式 |
2026年11月2日時点・各社公表値(会社ごとの基準日は会社別ページ)。※は注記あり(LIGHTペア・手数料など。比較ページの注記)。順位は公開している配点で採点。全社の比較を見る
よくある質問
- Q次の日銀の金融政策決定会合はいつですか?
- A2026年12月17日(木)・18日(金)です。その次は2027年1月21日(木)・22日(金)です(日本銀行の公表日程)。結果の公表時刻は決まっておらず、2026年の7回は2日目の11時46分〜12時19分でした。
- Q日銀が利上げすると円高になるのですか?
- A一般には、日本の金利が上がると円を持つ利点が増えるので、円高の方向に働く材料とされます。ただし2026年9月18日は、日銀が1.25%程度への利上げを決めた日に、ドル円の東京17時の値は前日より1.80円の円安でした。決定が事前にどこまで予想されていたかや、海外の材料でも為替は動きます。
- Q日銀会合の日にFXで気をつけることは?
- A公表は東京市場の取引時間中(昼ごろ)で、公表の前後にドル円が短い時間で大きく動くことがあります。スプレッド(買値と売値の差)が広がることもあります。指標発表時の取り扱いを注記で示しているFX会社もあるので、比較ページで各社の通常時のスプレッドと注記を確認しておきましょう。
出典
- 日本銀行 金融政策決定会合の開催日程(2026年11月2日確認)
- 日本銀行「当面の金融政策運営について」(2026年1月23日)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行「当面の金融政策運営について」(2026年3月19日)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行「当面の金融政策運営について」(2026年4月28日)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年6月16日)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行「当面の金融政策運営について」(2026年7月31日)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行「当面の金融政策運営について」(2026年10月30日)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行 時系列統計データ API「東京市場 ドル・円 スポット 17時時点」(FM08 / FXERD04)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行 外国為替市況(日次)2026年10月29日・30日(2026年11月2日確認)
- 米連邦準備制度理事会(FRB)FOMC声明(2026年10月28日)(2026年11月2日確認)