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FX口座を比較

FX口座の選び方|初心者が最初に見るべき5つのポイント

|お金の学び場 編集部

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ひとことで言うとFX口座は、①スプレッド ②最小取引単位 ③通貨ペア数 ④スワップ ⑤取引ツールとサポート、の5つで比べると違いが見えます。その前に、金融庁に登録された国内の会社かを確かめます。初心者が先に見るべきなのは、スプレッドの「幅」よりも、自分が取引する時間帯に原則固定かどうかと、1,000通貨で取引できるかです。

虫めがねの下に5枚のカードが扇形に並んでいるイラスト

FX口座を比べるなら:比較ランキング(評価方法を公開)/目的別おすすめ

最初に確かめること:金融庁に登録された会社か

FXの口座を選ぶ前に、1つだけ確かめることがあります。その会社が、金融庁に登録された国内の金融商品取引業者かどうかです。

日本に住む人を相手にFXの取引を行うには、金融商品取引業の登録が要ります。海外の業者の中には、登録を受けないまま日本の居住者を勧誘しているところがあり、金融庁は「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」で業者名を公表しています。

登録を受けた会社には、守るべきルールがあります。たとえば、顧客から預かったFXの証拠金は、会社自身のお金と分けて、信託銀行などへの金銭信託で管理しなければなりません(金融商品取引業等に関する内閣府令 第143条)。

登録は、金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で確かめられます。当サイトの比較ページに載せている7社は、2026年9月30日現在の一覧で、登録番号を1社ずつ照合しています(例:ヒロセ通商は近畿財務局長(金商)第41号、DMM FXを運営する株式会社DMM.com証券は関東財務局長(金商)第1629号)。

この前提を満たしたうえで、次の5つで比べます。

ポイント1:スプレッドは「幅」と「時間帯」の両方を見る

スプレッドは、同じ瞬間の買値と売値の差で、取引のたびにかかる実質的なコストです。買った直後に売ると、この差の分だけマイナスから始まるので、手数料と同じ働きをします。米ドル/円で比べると、各社の公表値は次のとおりです。

会社 米ドル/円のスプレッド 原則固定の時間帯
ヒロセ通商 0.2銭 午前9時〜翌午前3時(それ以外は5.9銭)
みんなのFX 0.2銭(米ドル/円 LIGHTは0.15銭) 午前8時〜翌午前5時
JFX 0.2銭 午前9時〜翌午前3時
FXTF 0銭(別に取引量に応じた手数料あり) 午前9時〜翌午前3時
LIGHT FX 0.2銭(米ドル/円 LIGHTは0.18銭) 午前8時〜翌午前5時
DMM FX 0.2銭 午前9時〜翌午前5時
セントラル短資FX 0.2銭 午後5時〜翌日午前0時(それ以外は0.2〜10銭)

※いずれも原則固定・例外あり。相場の急変時などは提示以外のスプレッドになることがあります。

「銭」は1円の100分の1(0.01円)なので、コストを金額にすると スプレッド(銭)× 取引数量 ÷ 100 円です。取引数量は「通貨」で数え、米ドル/円の1万通貨は1万ドル分です。

  • 0.2銭で1万通貨 → 20円、1,000通貨 → 2円
  • 0.15銭で1,000通貨 → 1.5円

比較ページの採点でも、スプレッドは幅(20点)とは別に、原則固定の時間帯の長さ(10点)を数えています。1,000通貨で取引するなら、0.2銭と0.15銭の差は1回0.5円。月に20回取引しても10円です。初心者のうちは、幅のわずかな違いより、自分が取引する時間帯が原則固定に入っているかの方が効いてきます。たとえば平日の夜に取引するなら、上の表ではどの会社も原則固定の時間に入ります。深夜0時を過ぎても取引するなら翌3時まで・翌5時までの会社、早朝に取引するなら午前8時から原則固定の会社、というように、生活の時間から絞れます。

FXTFの0銭は、代わりに「建玉連動手数料」があります。米ドル/円は、同じ向きのポジションが合計1万通貨までなら0円、10,001〜250,000通貨では新規注文1万通貨あたり40円です。1回の取引が1万通貨以下なら、手数料はかかりません。

図1 スプレッドが原則固定になる時間帯は会社ごとに違う(イラスト)
図1 スプレッドが原則固定になる時間帯は会社ごとに違う(イラスト)

もっと詳しくスプレッドとは?FXの取引コストを各社の公表値で計算

ポイント2:1,000通貨で始められるか

初心者にとっていちばん差が出るのが、ここです。取引できる最小の単位が小さいほど、少ない資金で、損益の揺れも小さく始められます。1ドル=150円(計算のための仮の値)なら、必要な証拠金は1万通貨で6万円、1,000通貨で6,000円。1円動いたときの損益も、1万通貨なら1万円、1,000通貨なら1,000円です。

比較ページでは、この項目に7項目でいちばん重い25点を置き、通常の米ドル/円が1,000通貨で取引できれば満点、1万通貨なら0点としています。比較の7社のうち6社は通常の米ドル/円が1,000通貨からです。DMM FXは通常の米ドル/円が1万通貨単位で、1,000通貨で取引できるのは別の商品の「米ドル/円ミニ」なので、採点では1万通貨として数え、ミニのことは注記に書いています。また「1Lot」が1,000通貨の会社と1万通貨の会社があるので、注文画面の数量の入れ方は口座を開いたら最初に確かめます。

もっと詳しくFXは少額でできる?1,000通貨・1万円から始める方法と注意点

ポイント3:取引したい通貨ペアがあるか

通貨ペアは、米ドル/円、ユーロ/円のような通貨の組み合わせです。比較の7社では、取り扱いはDMM FXの23通貨ペアからヒロセ通商の57通貨ペアまで差があります(取引単位だけが違う同じ組み合わせは1つと数えた数)。

米ドル/円など主要な通貨ペアだけで取引するなら、この差はあまり気になりません。トルコリラ/円やメキシコペソ/円のような通貨ペアを取引したい場合は、その通貨ペアがあるか、最小単位が何通貨かを個別に確かめます。

ポイント4:スワップは「受け取り」と「支払い」の両方がある

スワップポイントは、2つの通貨の金利差から生まれる損益で、ポジションを翌日に持ち越すと日ごとに発生します。米ドル/円を1万通貨買った場合の1日分は、比較の7社で115円〜122円でした(各社が公表している直近の、付与日数1日の日の値。2026年10月27日〜11月2日の公表分)。1,000通貨なら、その10分の1の約12円です。

スワップは毎日変わり、売りのポジションでは支払いになります。また、1万通貨のポジションは1円の円高で1万円の評価損になり、1日分のスワップの80日分以上に当たります。数日〜数週間ポジションを持つ取引をするなら比べる価値がありますが、その日のうちに決済する取引なら影響はほとんどありません。

もっと詳しくスワップポイントとは?日米の金利差でもらえる・払う仕組みを図解

ポイント5:取引ツールとサポート

取引ツールは、PC向けのツール・スマホアプリ・TradingViewやMT4/MT5が使えるか・デモ取引があるか、の4つで比べています。TradingViewやMT4/MT5は、チャートの分析に使う専用のツールです。始めたばかりのうちは、各社のスマホアプリで注文から決済まで行えます。デモ取引は、本物のお金を使わずに注文を試せる仕組みで、比較の7社のうち6社が公式サイトで案内しています(LIGHT FXは公式ページで確認できませんでした)。

サポートは、問い合わせの手段と時間です。電話の受付は、ヒロセ通商が平日24時間(土曜17時〜月曜8時30分を除く)、DMM FXが平日8時30分〜21時、セントラル短資FXが平日10時〜16時と、会社で大きく違います。チャットやLINEで聞ける会社もあります。最初の数回は分からないことが出てくるので、自分が取引する時間に問い合わせができるかを見ておきます。

迷ったときの順番

初心者が口座を選ぶときは、次の順で絞ると決めやすくなります。

  1. 金融庁に登録された国内の会社か
  2. 1,000通貨(またはもっと小さい単位)で取引できるか
  3. 自分が取引する時間帯に、スプレッドが原則固定か
  4. デモ取引と、問い合わせの手段・時間
  5. 取引したい通貨ペア、長く持つならスワップ

当サイトの比較ページは、この5つのポイントを7つの項目に分けて配点を決め、各社の公表値から機械的に採点しています。上の順番と同じく「1,000通貨で始められるか」をいちばん重く見て、公式サイトで確認できなかった項目は分母から外しています。報酬の有無や金額は順位に入れていません。配点・基準日・各社の登録番号と、会社ごとの公表値の出典も載せています。

総合点のほかに、「少額で始めたい」「取引コストを抑えたい」「スワップポイントを重視」「ツール・サポートを重視」「いろいろな通貨ペアを取引したい」の目的別に、その項目の値だけで各社を並べたおすすめもあります。上の順番で自分がいちばん気になった項目から選ぶと、迷わずに決められます。

目的別のおすすめを見る

図2 初心者が口座を選ぶときの確認の順番(イラスト)
図2 初心者が口座を選ぶときの確認の順番(イラスト)

もっと詳しくFX口座比較ランキング(評価方法を公開)

PRFX口座 比較(スプレッドは通常の米ドル/円)
順位口座スプレッド最小単位
1JFX0.2銭1,000通貨公式
2みんなのFX0.2銭※1,000通貨公式
3ヒロセ通商0.2銭1,000通貨公式

2026年11月2日時点・各社公表値(会社ごとの基準日は会社別ページ)。※は注記あり(LIGHTペア・手数料など。比較ページの注記)。順位は公開している配点で採点。全社の比較を見る

よくある質問

QFX口座は1つに決めないといけませんか?
A決める必要はありません。JFXやFXTFのように口座開設・維持を無料としている会社なら、2社の口座を開き、デモ取引や少額の取引で画面の使いやすさを比べてから、主に使う口座を決める方法もあります。
Qスプレッドが一番狭い会社を選べばよいのですか?
A取引する数量が小さいうちは、差の金額も小さくなります。米ドル/円1,000通貨なら、0.2銭で2円、0.15銭で1.5円です。それよりも、自分が取引する時間帯がその会社の原則固定の時間に入っているかの方が、コストへの影響が大きくなることがあります。
Q当サイトの比較ランキングはどう決めていますか?
Aこの記事の5つのポイントを7つの項目に分け、100点満点の配点で、各社の公表値から機械的に採点しています。いちばん重いのは最小取引単位(25点・通常の米ドル/円が1,000通貨で満点)で、スプレッドは幅(20点)と原則固定の時間帯の長さ(10点)に分けています。ほかは通貨ペア数10点・スワップ15点・取引ツール10点・サポート10点です。公式サイトで確認できなかった項目は0点にせず、その会社の分母から外して、比較ページに「確認中」と書いています。報酬の有無や金額は順位に入れていません。

出典

この記事を書いた人

お金の学び場 編集部

エムシージェイ株式会社が運営する「お金の学び場」の編集部。統計の発表元・各社の公式サイトなど一次情報から数字を取り、出典と確認日を記事に書く方針で編集しています。

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