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何分足・何時間足を見ればいい?時間足の選び方と、足で線が変わるときの見方

|お金の学び場 編集部
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3行でわかる

  • 時間足は「ローソク足1本が何分ぶんか」。5分足なら1本5分、日足なら1本1日です。
  • 見る足は、1回の取引を持つ時間で決めます。数分ならスキャルピング、数日ならスイングの足です。
  • 足が変われば線も変わります。長い足で向き、短い足でタイミング。食い違えば長い足を優先します。
同じ山並みを、遠くから・中くらいの距離から・近くから見た3枚の窓のイラスト

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時間足は「ローソク足1本が何分ぶんか」

チャートを開くと、画面の上や横に「1分」「5分」「1時間」「日」といった切り替えのボタンがあります。これが時間足(じかんあし)の選択です。ローソク足は、ある期間の始値・高値・安値・終値の4つの値段を1本にまとめたもので、その「ある期間」が何分なのか、何時間なのかを決めるのが時間足です。みんなのFXの解説も「ローソク足チャートは、ローソク1本あたりの期間を変更することができます」と書いています。

  • 1分足:1本が1分ぶん
  • 5分足・15分足:1本が5分ぶん・15分ぶん
  • 1時間足・4時間足:1本が1時間ぶん・4時間ぶん
  • 日足(ひあし):1本が1日ぶん
  • 週足(しゅうあし)・月足(つきあし):1本が1週間ぶん・1か月ぶん

外為どっとコムの解説の言い方を借りると、「1時間足の1本分のローソク足は、見方を変えれば、30分足のローソク足2本分であり、また15分足4本分」です。同じ計算で、日足1本は1時間足24本ぶん、4時間足6本ぶんにあたります。

つまり、どの足を選んでも、見ているのは同じ値動きです。違うのは、1本にまとめる時間の長さだけです。短い足ほど細かい上下が、長い足ほど大きな流れが見えます。

もっと詳しくローソク足の見方|陽線・陰線・ヒゲの意味を2026年のドル円で図解

見る足は「1回の取引を何分〜何日持つか」で決める

何分足を見ればいいかに、全員共通の正解はありません。決め手になるのは、自分が1回の取引をどれくらいの時間持つつもりか、です。持つ時間の長さで取引のやり方には呼び名があり、それぞれでよく使われる足の目安があります。

取引のやり方 1回の取引を持つ時間 よく使われる時間足
スキャルピング 数秒〜数分 1分足〜15分足
デイトレード 数分〜数時間 5分足〜日足
スイングトレード 数日〜数週間 1時間足〜週足

※OANDA証券「FXのスキャルピング手法とは」の比較をもとに作成。同じ解説は、スイングトレードよりさらに長く持つ「ポジショントレード」の目安を日足〜月足としています。

目安の範囲が重なっているのは、同じデイトレードでも、30分で終える人と半日持つ人がいるからです。表の足は「この範囲から選ばれることが多い」という目安で、ルールではありません。

持つ時間を決めるときは、画面を見られる時間も一緒に考えると現実的です。

  • 平日の昼間は画面を見られず、朝と夜にだけ確認する人が、数分で終わる取引をするのは難しくなります
  • 反対に、画面を見る時間が少ない人は、数日持つ取引を選ぶことになります。その場合は、週末をはさむと月曜の始まりの値段が金曜の終わりから離れることがある点も、持つ時間に含めて考えます

OANDA証券の解説は、狙う値幅はスキャルピング、デイトレード、スイングトレードの順に大きくなる傾向がある、としています。持つ時間が長いほど、1回の取引で動く幅も、損切りまでの幅も大きくなりやすいということです。値幅の決め方は、指値と損切りの記事で計算しています。

足を変えると、線も形も変わる

時間足を切り替えると、さっきまで上向きだったチャートが下向きに見えることがあります。線を引き直すと、まったく別の向きの線になることもあります。これは引き方を間違えたのではなく、時間足の仕組みから起きることです。

地図にたとえると分かりやすくなります。広い範囲の地図ではまっすぐ北東へ伸びている道も、拡大すると途中に南へ曲がる区間があり、さらに拡大するとその中にまた小さな曲がり角があります。どの地図も間違っていません。縮尺が違うだけです。

図1 同じ道でも、地図の縮尺を変えると曲がり方が違って見える(イラスト)
図1 同じ道でも、地図の縮尺を変えると曲がり方が違って見える(イラスト)

チャートでも同じことが起きます。図2は、同じ1本の値動きを、日足・4時間足・1時間足の3つで表示した例です(説明用に作った架空のデータです)。3段とも右端は同じ時刻で、画面に入る本数がどれも60本なので、表示されている期間が違います。

図2 同じ値動きを3つの時間足で表示した例(説明用の図・架空のデータ)
図2 同じ値動きを3つの時間足で表示した例(説明用の図・架空のデータ)
  • 日足(60日ぶん):安値が少しずつ切り上がり、上向きのトレンドラインが引ける
  • 4時間足(10日ぶん):直近10日は高値が切り下がり、下向きの線が引ける
  • 1時間足(60時間ぶん):その下げのあと、右端にかけて小さく持ち直していて、上向きの線が引ける

3つとも、それぞれの足の中では正しい線です。日足で見えている上昇の中に、4時間足で見える数日の下げがあり、その下げの中に、1時間足で見える数時間の戻りがあります。図2の上段の網掛けが中段の範囲、中段の網掛けが下段の範囲です。

トレンドラインやサポートライン・レジスタンスラインも同じです。日足で引いた線は数日〜数週間おきの安値や高値を結び、1時間足で引いた線は数時間おきの安値や高値を結びます。結んでいる点が違うので、線の位置も向きも違ってきます。

もっと詳しくトレンドラインの引き方|安値どうし・高値どうしを結ぶ。3点目と「抜け」の見方を図解

混乱しない見方:長い足で向き、短い足でタイミング

足ごとに見え方が違うなら、何を信じればいいのか。よく使われる整理は、足ごとに役割を分けることです。複数の時間足を使って相場を見る方法は「マルチタイムフレーム分析」と呼ばれ、OANDA証券の解説は、足の役割を次のように分けています。

  1. 長い足:大きなトレンドを確認する
  2. 中くらいの足:狙う方向を確認する
  3. 短い足:取引のタイミングをはかる

同じ解説は、組み合わせの例として「日足で長期トレンドを確認し、1時間足で押し目や戻りを探し、5分足でエントリーポイントを判断する」を挙げています。「押し目」は上昇の途中の一時的な下げ、「戻り」は下降の途中の一時的な上げ、「エントリーポイント」は新しく取引を始める値段のことです。これはデイトレードの範囲の組み合わせです。数日持つ取引なら、同じ考え方で全体を1段ずつ長い足に置き換える(たとえば週足・日足・4時間足)こともできます。

外為どっとコムの解説も、ルールを3つにまとめています。

  • 実際に取引する時間の長さを問わず、長期足から分析する
  • 短期足よりも長期足を重視する
  • 長期足の動きを踏まえて短期足を判断する

ポイントは、見る順番を「長い足 → 短い足」に固定することです。いきなり5分足を開くと、目の前の細かい上下に意識が向きます。先に日足で大きな向きを確かめてから短い足に降りると、いま見ている動きが大きな流れの中のどこにあるのかを意識しやすくなります。

足どうしで向きが食い違ったら、長い足を優先する

図2のように、日足は上向き、4時間足は下向き、ということはよくあります。そのときの基本について、OANDA証券の解説は「長い時間足ほど相場の大きな方向性を示している可能性が高いため、一般的には下位足よりも上位足のトレンドを重視するのが基本」と書いています。上位足は長い時間足、下位足は短い時間足のことです。

図2に当てはめると、読み方はこうなります。

  • 日足の上昇が大きな流れで、4時間足の下げはその途中の一時的な下げ(押し目)と読む
  • 4時間足の下げだけを見て「下がり続ける」と判断しない

外為どっとコムの解説も、5分足だけを眺めて「下がりそうだ」と判断し、すぐに売りのポジションを持ってはいけない、と書いています。同じ解説は、長期足と短期足の方向が同じであることを理想の形としています。向きがそろっていない場面では、そろうまで取引しないで様子を見る、という判断も選べます。

ただし、長い足の向きも永遠には続きません。長い足を優先するのは「どちらの可能性が高いか」の話で、長い足どおりに動くと決まっているわけではありません。

線を引くときに決めておくこと

  • 何足で引いた線かを決めておく。 日足の線と1時間足の線を1枚のチャートに混ぜると、どれが何の線か分からなくなります。取引ツールで線の色を足ごとに変えておく方法もあります
  • 長い足の線ほど、多くの人が見ている。 日足や週足の目立つ高値・安値は、短い足で取引する人も見ています。短い足で取引するときも、長い足で引いた水平線を残しておくと、値段が止まりやすい場所の見当がつきます
  • 線は予言ではない。 どの足の線も、過去の値動きの記録です。次も線どおりに動くかどうかは分かりません

もっと詳しくサポートラインとレジスタンスラインの見方|水平線の引き方と「役割の入れ替わり」を図解

足が決まったら、指値と損切りの幅を決める

見る足が決まると、引く線が決まり、線が決まると「どこまでなら値段が届きそうか」「どこまで逆に動いたら考えが外れたと判断するか」の見当がつきます。この2つが、利益確定の指値と損切りの逆指値の位置です。何pips取るか、損切りをどこに置くか、損切りが遠いときにどうするかは、次の記事で計算しています。

もっと詳しく指値と損切りの置き方|何pips取るかの決め方と、損切りが遠いときのロット計算

取引ツールで足を切り替えてみる

FX会社の取引ツールやスマホアプリでは、同じ通貨ペアのチャートを時間足を切り替えて表示できます。口座を開くとデモ取引ができる会社もあり、日足で引いた線と1時間足で引いた線を見比べる練習ができます。

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よくある質問

Q初心者は何分足から見ればいいですか?
A決まった答えはありません。先に「1回の取引を、どれくらいの時間持つつもりか」を決めると、見る足が決まります。たとえば平日の昼間に画面を見られず、朝と夜にだけ確認するなら、数分で終わる取引の足(1分足など)は使えません。持つ時間が数日なら、OANDA証券の目安ではスイングトレードの1時間足〜週足が対象になります。
Q1分足だけ見て取引してはいけませんか?
A1分足だけでも取引はできます。ただ、外為どっとコムの解説は、実際に取引する時間の長さにかかわらず長期足から分析し、短期足よりも長期足を重視することを基本としています。5分足だけを見て「下がりそうだ」と判断して売ることを、同じ解説は戒めています。短い足で見えた動きが、長い足ではどの位置にあるかを一度確かめると判断の材料が増えます。
Q日足の1本は何時から何時までですか?
A取引ツールによって違います。1日をどこで区切るかで、日足の始値・終値も変わります。この点はローソク足の記事で説明しています。

出典

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この記事を書いた人

お金の学び場 編集部

エムシージェイ株式会社が運営する「お金の学び場」の編集部。統計の発表元・各社の公式サイトなど一次情報から数字を取り、出典と確認日を記事に書く方針で編集しています。

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