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米新規失業保険申請件数とは?毎週木曜の雇用の速報の見方と、4週平均・継続受給者数

|お金の学び場 編集部
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3行でわかる

  • 失業保険を新しく申請した人の数。毎週木曜、雇用の変化をいちばん早く示します。
  • 10月24日までの週は19万4,000件、4週平均は19万6,750件でした。
  • 次は11月5日(木)22時30分。毎週出るので、ほかの指標と重なる日に注意。
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役所の窓口に申請書が積み上がり、横に1週間分のカレンダーが並ぶイラスト

米新規失業保険申請件数とは:雇用の「週の速報」

米新規失業保険申請件数(Initial Claims)は、米国の労働省が毎週発表する、前の週に失業保険を新しく申請した人の数です。各州の失業保険の窓口に出された申請を集計しています。

仕事を失った人の多くは、まず失業保険を申し込みます。そのため申請件数は、会社が人を減らし始めたかどうかを、週ごとにいちばん早く示す数字として見られます。月に1回の米雇用統計より細かく、早く出ることが特徴です。

発表の仕組み:毎週木曜、米東部時間8時30分

発表は毎週木曜日の米東部時間8時30分で、前の週(日曜〜土曜)の数字が出ます。日本時間では米国の夏時間(2026年は3月8日〜11月1日)は21時30分、冬時間は22時30分です。米国の祝日がある週は、日程が変わることがあります。

次の発表日(日本時間・冬時間)

発表日(米東部時間 8:30) 日本時間 対象の週
2026年11月5日(木) 11月5日 22:30 10月31日までの週
2026年11月12日(木) 11月12日 22:30 11月7日までの週
2026年11月19日(木) 11月19日 22:30 11月14日までの週

※労働省の発表文の記載(毎週木曜 8:30)による。11月26日(木)は米国の祝日(感謝祭)で、その週の発表日はこの記事では確認していません。

もっと詳しく経済指標カレンダー

どこを見るか:新規申請・4週平均・継続受給者数

いまの数字(10月29日発表)

  • 新規申請(10月24日までの週・季節調整済み):19万4,000件。前の週(改定後19万5,000件)から1,000件減少
  • 4週平均:19万6,750件
  • 継続受給者数(10月17日までの週):170万1,000人。前の週から2万1,000人減少
  • 1年前の同じ週の新規申請:22万1,000件
図1 新規申請は「新しく窓口に来た人」、継続受給者数は「受け取り続けている人」(イラスト)
図1 新規申請は「新しく窓口に来た人」、継続受給者数は「受け取り続けている人」(イラスト)

1. 新規申請(見出しの数字)

ニュースの見出しになる数字です。季節ごとのくせ(年末や夏の工場の休みなど)を取り除いた季節調整済みの値を使います。前の週の数字も、翌週の発表で少し直ります。

2. 4週平均

1週だけの数字は、祝日・天候・州ごとの事情で大きくぶれることがあります。そこで直近4週の平均も見て、流れが上向きか下向きかを確かめます。

3. 継続受給者数

失業保険を受け取り続けている人の数です。新規申請が少なくても、継続受給者数が増えていれば「仕事を失った人が、なかなか次の仕事を見つけられていない」ことを示します。新規申請より1週遅れの数字です。

もっと詳しく米雇用統計とは?発表日・見るところ・ドル円の動きを過去の結果で解説

ドル円・金利・株への効き方

米国の中央銀行(FRB)は、議会から「雇用の最大化」と「物価の安定」の2つの目標を与えられています。申請件数は、その雇用の側を週ごとに示す数字です。一般には、次のようにつながると考えられています。

  • 申請件数が少ない(雇用が強い) → FRBが金利を下げにくいと見られる → 米国の金利が上がりやすい → ドルが買われやすい(ドル円は上がりやすい)
  • 申請件数が増える(雇用が弱まる) → その逆で、ドルが売られやすい
  • 株は、雇用が強ければ景気には追い風、金利が上がれば重しになり、どちらが強いかはその時々で変わります

ふだんの週は、ほかの指標ほど大きく動かないこともあります。注目が集まりやすいとされるのは、件数が急に増えたときや、雇用統計の前の週です。相場は事前の予想との差(サプライズ)で動くことが多い、とよく言われます。この記事では、報道機関などがまとめる事前の予想(市場予想)は載せていません。 発表元の一次情報ではないためです。

毎週出るので、ほかの指標と重なる

申請件数は毎週木曜の8時30分に出るため、同じ時刻にほかの大きな指標が出る週がよくあります。

2026年7月30日(木)はその例です。米東部時間8時30分に、新規失業保険申請件数と、米PCE(6月分)、米GDPの4-6月期の速報が同時に出ました。この日のドル円は、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表しているニューヨーク市場正午の値(H.10)で163.86円 → 159.47円と、前の営業日から4.39円の円高でした(前営業日比は当サイト計算)。さらに財務省は、7月30日〜8月26日に15兆3,993億円の円買い介入を行ったと公表しています。

このような日の値動きは、どの数字の影響なのかを統計からは切り分けられません。申請件数の日の値動きを見るときは、同じ時刻にほかに何が出たかを先に確かめることが大事です。

もっと詳しく米GDPとは?速報・改定・確定の3回の発表と、年率の読み方・ドル円への効き方

次の発表で見るところ

11月5日(木)の発表では、次の3点を順に見ると、発表文の要点がつかめます。

  1. 新規申請が19万4,000件からどちらに動いたか
  2. 4週平均(19万6,750件)が上がり始めていないか
  3. 継続受給者数(170万1,000人)が増えていないか

その翌日の11月6日(金)には、米雇用統計(10月分)が出ます。申請件数は、その前の最後の雇用の手がかりになります。

指標発表の時間帯のチャートを見てみる

指標の発表の前後は、ドル円が短い時間で動くことがあります。FX会社の取引ツールでは、こうした時間帯のローソク足を1分足や5分足で細かく見られます。口座を開くとデモ取引ができる会社もあり、実際のお金を使わずに、発表の瞬間にチャートがどう動くかを確かめられます。

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よくある質問

Q次の米新規失業保険申請件数はいつ発表されますか?
A毎週木曜日の米東部時間8時30分、日本時間では冬時間の22時30分です。次回は2026年11月5日(木)で、10月31日までの週の数字が出ます。11月26日(木)は米国の祝日(感謝祭)のため、その週の発表日は労働省の発表文で確かめてください。
Q申請件数が増えると、失業率も上がるのですか?
A申請件数は「新しく仕事を失って失業保険を申し込んだ人」の数で、失業率とは数え方が違います。失業率は雇用統計の世帯への調査から出ます。ただ、申請件数が何週も続けて増えると、仕事を失う人が増えている合図として、雇用統計の前に注目されます。
Q発表時にFXで気をつけることは?
A毎週木曜の日本時間22時30分(冬時間)に出るため、米GDPや米PCEなどほかの指標と同じ時刻になる週があります。発表の直後は値動きが大きくなることがあり、スプレッド(買値と売値の差)が広がることもあります。比較ページで各社の通常時のスプレッドと、指標発表時の扱いの注記を確認しておきましょう。

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過去の推移と直近の結果

発表元が公開しているデータを取り直して描いています(2000年以降。それより後に始まった統計は始まりから)。

新規申請件数(単位:万件)
  • 新規申請件数最新(2026年10月3日の週)19.8万件
新規申請件数の推移(2000年1月1日の週〜2026年10月3日の週・単位万件)020406080100200020052010201520202025

グラフの範囲を超える2020年3月21日の週の291.4万件、2020年3月28日の週の594.6万件、2020年4月4日の週の613.7万件など20点は、上下の端に寄せて描いています。

直近の結果(新しい順・24回分)

対象期間新規申請件数
(万件)
2026年10月3日の週19.8
2026年9月26日の週19.9
2026年9月19日の週19.8
2026年9月12日の週19.8
2026年9月5日の週20.7
2026年8月29日の週20.7
2026年8月22日の週20.4
2026年8月15日の週20.7
2026年8月8日の週21.2
2026年8月1日の週20.0
2026年7月25日の週19.8
2026年7月18日の週18.9
2026年7月11日の週20.9
2026年7月4日の週21.7
2026年6月27日の週21.7
2026年6月20日の週21.6
2026年6月13日の週22.7
2026年6月6日の週23.0
2026年5月30日の週22.5
2026年5月23日の週21.2
2026年5月16日の週21.0
2026年5月9日の週21.2
2026年5月2日の週19.9
2026年4月25日の週19.0
  • 新規申請件数:季節調整済み。日付はその週の最終日(土曜)
  • 数字は取得した時点の最新の値です。発表のあとに改定されることがあり、発表された当日の数字(速報値)と違うことがあります。「—」は発表元のデータにその期間の値が無いものです。
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出典

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この記事を書いた人

お金の学び場 編集部

エムシージェイ株式会社が運営する「お金の学び場」の編集部。統計の発表元・各社の公式サイトなど一次情報から数字を取り、出典と確認日を記事に書く方針で編集しています。

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