政策金利とは?日本1.25%・米国3.75〜4.00%の意味と、ドル円への効き方
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3行でわかる
- 政策金利は、中央銀行が決める短期の金利の目印です。
- 日本は1.25%程度、米国は3.75〜4.00%。差は2.50〜2.75%ポイントです。
- 差が開くとドル高・円安、縮むと円高の方向に働くとされます。

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政策金利は「銀行どうしが翌日まで貸し借りする金利」の目標
銀行は、毎日の資金のやりくりで、ほかの銀行と短い期間お金を貸し借りしています。中央銀行は、このいちばん短い貸し借りの金利がどのあたりになるかの目標を決めます。これが政策金利です。
- 日本:無担保コールレート(オーバーナイト物)。担保なしで、今日借りて翌営業日に返す取引の金利です。日本銀行は「1.25%程度で推移するよう促す」という形で目標を示しています
- 米国:フェデラル・ファンド金利(FF金利)。米国の銀行どうしが翌日までお金を貸し借りする金利で、FRBは「3.75〜4.00%」のように幅で目標を示しています
日本銀行は1998年以降、「無担保コールレート(オーバーナイト物)を、平均的にみて◯◯%前後で推移するよう促す」という形で誘導目標を具体的に定めるようになりました。2016年からはマイナス金利(−0.1%)の時期があり、2024年3月に解除して、いまの形に戻っています。
誰が、いつ決めるか
日本銀行:金融政策決定会合で決めます。総裁・副総裁2人・審議委員6人の9人が投票し、多数決です。会合は年8回、2日間ずつ開かれ、結果は2日目の昼ごろに公表されます。
FRB:FOMC(連邦公開市場委員会)で決めます。2026年10月28日の会合は12人が投票し、10対2で据え置きました。会合は2026年は8回あり、声明は米東部時間の午後2時(日本時間の未明)に公表されます。
どちらも、反対票の数と、反対した人が何を提案したかが公表されます。次の会合で何が起きうるかを考える材料になります。
もっと詳しく日銀の金融政策決定会合とは?日程・見るところ・円相場の動きを2026年の結果で解説
いまの日米の政策金利
| 日本 | 米国 | |
|---|---|---|
| 名前 | 無担保コールレート(オーバーナイト物) | フェデラル・ファンド金利の誘導目標 |
| 水準(2026年10月末) | 1.25%程度 | 3.75〜4.00% |
| 最後に変えた会合 | 2026年9月18日(1.0%程度→1.25%程度。9月24日から適用) | 2026年9月16日(3.50〜3.75%→3.75〜4.00%) |
| 直近の会合 | 10月30日 据え置き(賛成8・反対1) | 10月28日 据え置き(賛成10・反対2) |
| 次の会合 | 12月17日(木)・18日(金) | 12月8日(火)・9日(水) |
※日本銀行・FRBの公表文と開催日程から当サイト作成。
日米の差は2.50〜2.75%ポイントです。2026年9月は日米がそろって0.25%ポイント引き上げたため、差は9月の前後で変わっていません。
政策金利が為替に効く理由
金利は、その通貨でお金を持っていると受け取れる利息の大きさです。100万円を1年間置いておく場合で比べます(税金・手数料は考えず、為替は動かないものとします。米国は下限の3.75%で計算)。
- 円で持つ(1.25%):利息 1万2,500円
- ドルで持つ(3.75%):利息 3万7,500円分
ドルで持つほうが2万5,000円多くなります。このため、ほかの条件が同じなら、金利の差が開くほどドルが買われやすく(ドル高・円安)、縮むほど円が買われやすい(円高)とされます。
ただし、1年のあいだにドル円が約2.4%円高に動けば、この差は消えます(1ドル=157.5円なら約3.8円の円高)。金利差は為替を動かす材料のひとつで、金利差だけで値段が決まるわけではありません。実際の動きは、日米金利差の記事で2022年からの数字とともに並べています。
もっと詳しく日米金利差とは?差が開くと円安・縮むと円高に働く理由と、2022年からの実際の動き
政策金利と、私たちの金利
日本銀行は、政策金利が上がると、金融機関は以前より高い金利で資金を調達しなければならず、企業や個人への貸出の金利も引き上げるようになる、と説明しています。金融市場は互いにつながっているので、銀行の貸出だけでなく、会社が社債でお金を集めるときの金利も同じ方向に動きます。

一方、住宅ローンの固定金利など長い期間の金利の目安になるのは、10年国債の利回りに代表される長期金利です。日本の10年国債の利回りは2026年10月30日に2.817%(財務省)で、政策金利とは別に毎日動いています。
もっと詳しく長期金利とは?10年国債の利回りが3%台に上がった意味と、為替・ローンへの影響
FXで政策金利を見るところ
スワップポイント:FXで金利の低い通貨(円)を売って金利の高い通貨(ドル)を買って持つと、金利差にあたるスワップポイントを受け取れます。逆の向きでは支払いです。政策金利が変われば、各FX会社のスワップポイントの金額も変わります。
もっと詳しくスワップポイントとは?日米の金利差でもらえる・払う仕組みを図解
会合の日の値動き:政策金利を上げるか下げるかの発表の前後は、ドル円が短い時間で大きく動くことがあります。利上げ・利下げが為替にどう効くか、日銀が利上げした日に実際どう動いたかは、こちらにまとめています。
もっと詳しく利上げとは?利下げとの違いと、円高・円安への効き方を日銀とFRBの実例で解説
会合の日のチャートを見てみる
政策金利が分かると、「日銀据え置き」「FOMC利上げ」というニュースが、ドル円の値段の話として読めるようになります。FX会社の取引ツールでは、会合の発表の時間帯のローソク足を1分足や5分足で見られます。口座を開くとデモ取引ができる会社もあり、実際のお金を使わずにチャートの動きを確かめられます。
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| 順位 | 口座 | スプレッド | 最小単位 | |
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よくある質問
- Q日本の政策金利は今いくらですか?
- A無担保コールレート(オーバーナイト物)を1.25%程度で推移するよう促す、が日本銀行の方針です。2026年9月18日の会合で1.0%程度から引き上げ(9月24日から適用)、10月30日の会合で据え置きました。
- Qアメリカの政策金利は今いくらですか?
- Aフェデラル・ファンド金利の誘導目標が3.75〜4.00%です。FRBは2026年9月16日のFOMCで0.25%ポイント引き上げ、10月28日のFOMCで据え置きました(採決は10対2)。
- Q政策金利と長期金利はどう違いますか?
- A政策金利は中央銀行が目標を決める短期の金利、長期金利は10年国債の利回りに代表される長い期間の金利で、国債の売り買いで毎日動きます。2026年10月30日の日本の10年国債の利回りは2.817%(財務省)で、政策金利の1.25%程度より高い水準です。
出典
- 日本銀行「当面の金融政策運営について」(2026年10月30日。無担保コールレートを1.25%程度・賛成8反対1・出席委員9人)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日。1.25%程度に・翌営業日9月24日から適用)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行 教えて!にちぎん「金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか?」(2026年11月2日確認)
- 日本銀行 教えて!にちぎん「金融市場調節方針の変遷を教えてください。」(2026年11月2日確認)
- 日本銀行 金融政策決定会合の開催日程(2026年11月2日確認)
- 米連邦準備制度理事会(FRB)FOMC声明(2026年10月28日。3-3/4〜4%で据え置き・10対2)(2026年11月2日確認)
- 米連邦準備制度理事会(FRB)「Open Market Operations」(誘導目標の変更の履歴)(2026年11月2日確認)
- 米連邦準備制度理事会(FRB)FOMCの開催日程(2026年は8回)(2026年11月2日確認)
- 財務省 国債金利情報(10年・2026年10月30日 2.817%)(2026年11月2日確認)
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