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ゴールデンクロスは本当に効くのか|ドル円26年分・139回の交差のあとを集計して検証

|お金の学び場 編集部
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3行でわかる

  • ゴールデンクロスのあとのドル円を、2000年〜2026年10月の日足で数えました。
  • 20営業日後に上がった割合は52.0%。全営業日の52.4%とほぼ同じでした。
  • 交差は動いたあとに出る「記録」。相場の流れを確かめるのに使います。
交差する2本の線の横で、たくさんの点を集計表にまとめているイラスト

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先に結論:交差のあとも「いつもと同じ」だった

ゴールデンクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けることです。上昇の流れに入った合図だと言われます。反対に、上から下に抜けるデッドクロスは下降の合図だと言われます。

では、本当にゴールデンクロスのあとは上がりやすいのか。ドル円の2000年1月から2026年10月までの日足で、交差したあとの値動きを全部数えました。

  • 25日線×75日線のゴールデンクロスは50回。 20営業日後にドル円が上がっていたのは52.0%で、どの営業日を起点にしても上がる割合(52.4%)とほぼ同じでした
  • 50日線×200日線のゴールデンクロスは19回。 60営業日後に上がっていたのは47.4%で、全営業日の53.4%を下回りました
  • 交差が出た日、ドル円は直前の安値からすでに中央値で4.4%上がっていました(25日×75日の場合)

ゴールデンクロスは遅れて出る「結果」にすぎない、という見方があります。今回のデータは、この見方と食い違いません。以下、なぜ「いい」と言われるのかを先に整理し、そのあとで数字を詳しく見ます。

移動平均線とゴールデンクロスの基本は、別の記事で図を使って説明しています。

もっと詳しく移動平均線の見方|ゴールデンクロス・デッドクロスと「遅れ」をドル円の実データで解説

交差は、動いたあとに出る

移動平均線は、過去の値段の平均です。75日線なら、今日を含む直近75営業日の平均です。今日の値段が大きく動いても、平均の中では75分の1の重みしかありません。だから長期線はゆっくりとしか曲がらず、短期線がそれを追い越すころには、値段そのものはとっくに動いています。

実際の例で見ます。2024年9月13日、ドル円(ニューヨーク正午の値)は140.66円でした。そこから円安が進み、25日線が75日線を上に抜けたのは10月28日。この日のドル円は153.21円で、安値から8.9%上がったあとでした。営業日で数えて30日後です。

図1 2024年秋のドル円と25日・75日移動平均線。ゴールデンクロスは安値から8.9%上がったあとに出た(FRB公表値から当サイト計算)
図1 2024年秋のドル円と25日・75日移動平均線。ゴールデンクロスは安値から8.9%上がったあとに出た(FRB公表値から当サイト計算)

その後どうなったかというと、20営業日後(11月26日)は153.49円で+0.2%、60営業日後(2025年1月27日)は154.22円で+0.7%でした。大きく上がったのは交差の前で、交差のあとはほぼ横ばいです。

これは1回だけの例ではありません。26年分の交差すべてについて、交差の日の値段を、その直前75営業日の中の最安値と比べました(デッドクロスは最高値と比べました)。

組み合わせ 交差 回数 交差までにすでに動いていた幅(中央値) 安値(高値)は何営業日前か(中央値)
25日×75日 ゴールデンクロス 50回 +4.4% 31.5営業日前
25日×75日 デッドクロス 50回 −4.2% 33営業日前
50日×200日 ゴールデンクロス 19回 +7.1% 84営業日前
50日×200日 デッドクロス 20回 −6.3% 93営業日前

※50日×200日も、比べたのは直前の長期線の期間(200営業日)の中の最安値・最高値。FRB公表値から当サイト計算。

ドル円が150円なら、4.4%は約6.6円です。25日×75日のゴールデンクロスが出るころには、中央値で31.5営業日(1か月半ほど)前の安値から、すでにこれだけ動いています(平均では38.5営業日前)。50日×200日になると、遅れはさらに大きくなります。

図2 交差は列車の最後尾が坂の登り口を通るようなもの。先頭(値段)はもう坂を登っている(イラスト)
図2 交差は列車の最後尾が坂の登り口を通るようなもの。先頭(値段)はもう坂を登っている(イラスト)

それでも「いい」と言われる理由

遅れて出ると分かっていても、ゴールデンクロスが注目される理由として、よく挙げられる説明が3つあります。

1. 流れは続くことがある(トレンドの持続)

いったん上がり始めた相場は、しばらく同じ向きに動き続けることがある、という考え方です。もしそうなら、交差が遅れて出ても、その先にまだ上がる分が残っています。OANDA証券の解説は、クロスが起きるのは「中長期の値動きに対して、短期的な値動きが強い上昇の方向性を示した場合」だとしています。

2. みんなが見ているから、みんなが動く

多くの人が同じ線を見ていれば、交差した日に買う人が増え、それが値段を押し上げる、という考え方です。OANDA証券の解説も、移動平均線の組み合わせについて「多くの相場参加者に意識される数値を採用してこそ、クロスのサインが機能すると考えられます」と書いています。

3. 大きな流れを外さないための目安

交差は遅れますが、そのぶん小さな上下には反応しません。大きな流れの向きが変わったことを確認する目安として使う、という考え方です。ただし同じ解説は、交差のあとに「必ず相場が上昇していくわけではない」こと、「トレンドはすでに終わっている可能性もある」ことも注意しています。

1と2が正しければ、ゴールデンクロスのあとは、適当に選んだ日よりも上がりやすいはずです。これはデータで確かめられます。

検証のやり方(計算する前に決めたこと)

調べ方を後から変えると、たまたま都合のよい結果を選べてしまいます。そこで、次のことを計算を始める前に決めて書き残しました。

  • データ:米連邦準備制度理事会(FRB)が公表しているドル円の日次データ(円/米ドル、ニューヨーク正午の値)。2000年1月3日から2026年10月23日までの6,722営業日。FRBの公表ページの収録範囲すべてで、期間を切り詰めていません
  • 組み合わせは2つだけ:日本の解説で一般的な25日×75日と、米国の解説で一般的な50日×200日。どちらも単純移動平均(営業日ベース)
  • 交差の日:前の日は短期線が長期線以下で、その日に上になった日をゴールデンクロス、その逆をデッドクロスとする
  • 見る値動き:交差の日から5・20・60営業日後の変化率。プラスなら「ドル円が上がった(円安ドル高)」
  • 比べる相手:長期線が計算できる全営業日を起点にした、同じ日数後の変化率(これを「無条件」と呼びます)
  • 差の確かめ方:全営業日の中から交差と同じ回数だけ日付をでたらめに選ぶことを1万回くり返し、「でたらめに選んでも、これくらいの差は出るか」を数える(ブートストラップ)。偶然でこの差以上が出る割合をp値と呼び、5%未満なら「偶然とは言いにくい差」とみなす

1日1本のデータなので、ここで言う「値段」はその日の正午の値です。売買の手数料やスワップポイント(通貨の金利差の受け払い)は入れていません。売買の成績を計算したのではなく、交差のあとに値段がどちらに動いたかを数えただけです。

結果:上がった割合はほとんど変わらない

図3 交差のあとにドル円が上がった割合(2000年1月〜2026年10月・FRB公表値から当サイト計算)
図3 交差のあとにドル円が上がった割合(2000年1月〜2026年10月・FRB公表値から当サイト計算)

25日線×75日線(ゴールデンクロス50回・デッドクロス50回)

何日後 起点 回数 平均 中央値 上がった割合
5営業日後 全営業日(無条件) 6,643 +0.04% +0.09% 53.0%
5営業日後 ゴールデンクロス 50 −0.04% −0.05% 48.0%
5営業日後 デッドクロス 50 +0.46% +0.58% 60.0%
20営業日後 全営業日(無条件) 6,628 +0.15% +0.14% 52.4%
20営業日後 ゴールデンクロス 50 +0.17% +0.07% 52.0%
20営業日後 デッドクロス 50 +0.37% +0.29% 56.0%
60営業日後 全営業日(無条件) 6,588 +0.47% +0.44% 53.7%
60営業日後 ゴールデンクロス 50 +0.79% +0.15% 50.0%
60営業日後 デッドクロス 49 +0.48% +1.36% 59.2%

※2026年8月21日のデッドクロスは60営業日後がまだ来ていないため、60営業日後は49回。

50日線×200日線(ゴールデンクロス19回・デッドクロス20回)

何日後 起点 回数 平均 中央値 上がった割合
5営業日後 全営業日(無条件) 6,518 +0.04% +0.08% 52.9%
5営業日後 ゴールデンクロス 19 +0.83% +0.66% 68.4%
5営業日後 デッドクロス 20 −0.20% −0.23% 40.0%
20営業日後 全営業日(無条件) 6,503 +0.15% +0.14% 52.4%
20営業日後 ゴールデンクロス 19 +0.46% 0.00% 47.4%
20営業日後 デッドクロス 19 −0.44% +0.23% 57.9%
60営業日後 全営業日(無条件) 6,463 +0.45% +0.40% 53.4%
60営業日後 ゴールデンクロス 19 +0.16% −0.38% 47.4%
60営業日後 デッドクロス 19 −0.37% −0.04% 47.4%

※2026年10月1日のデッドクロスは20営業日後がまだ来ていないため、20・60営業日後は19回。

平均は大きく動いた回に引っぱられやすく、中央値(真ん中の回の値)はその影響を受けにくい数字です。25日×75日のデッドクロスの60営業日後のように両者が離れているときは、一部の回の大きな値動きが平均を動かしています。

読み方を3つに分けます。

ゴールデンクロスのあと、上がった割合は全営業日と変わらない

25日×75日では、20営業日後に上がった割合が52.0%(全営業日52.4%)、60営業日後が50.0%(同53.7%)。50日×200日でも20営業日後47.4%、60営業日後47.4%で、全営業日の割合を下回っています。どれも、でたらめに日付を選んだ場合と比べて偶然とは言いにくい差(p値5%未満)にはなっていません。

目立った差は、5営業日後の2つだけ。しかも向きがそろっていない

全部で12通り(2つの組み合わせ×ゴールデン/デッド×3つの日数)を比べ、平均にp値5%未満の差が出たのは次の2つでした。

  • 50日×200日のゴールデンクロスの5営業日後:平均+0.83%(全営業日+0.04%、p値1.1%)
  • 25日×75日のデッドクロスの5営業日後:平均+0.46%(全営業日+0.04%、p値3.0%)

前者は「ゴールデンクロスのあとは上がる」という言い伝えどおりの向きですが、後者は逆で、下がるはずのデッドクロスのあとに上がっています。そして両方とも、20営業日後・60営業日後には差が消えています。本当は何の差もなくても、12通り比べれば5%の基準で偶然に「差あり」が出る数は平均0.6個です。1つ以上出る確率は46%、2つ以上でも12%あります(12通りが互いに無関係だとした場合の計算)。たくさん比べたことを差し引く補正(ホルム法)をかけると、2つとも5%の基準に残りません(補正後のp値はそれぞれ13%・33%)。この2つを根拠に「効く」とは言えません。上がった割合で見ると、12通りのどれにもp値5%未満の差はありませんでした。

期間を前半と後半に分けると、結果が入れ替わる

これも計算前に決めていた確認です。2000年〜2013年5月と、2013年6月〜2026年10月に分けて同じ集計をしました。25日×75日のゴールデンクロスの60営業日後に上がった割合は、前半が34.6%(26回)、後半が66.7%(24回)。同じ期間の全営業日では前半48.9%、後半58.4%です。前半は全営業日より低く、後半は高い。どちらの期間にも通じる傾向は見えません。

前半・後半それぞれの24通り(12通り×2期間)のうち、平均にp値5%未満の差が出たのは2つでした。前半の50日×200日のゴールデンクロスの5営業日後(9回・平均+0.95%、全営業日はほぼ0%)と、後半の25日×75日のデッドクロスの5営業日後(25回・平均+0.64%、全営業日+0.08%)です。前者は後半でも+0.71%(10回)と同じ向きですが、後半ではp値5%未満になっていません。後者は全期間の結果と同じく、言い伝えとは逆向きです。どちらも5営業日後だけで、回数も少なく、補正をかければ残らない程度の差です。

1回ごとに見ると、ばらつきのほうが大きい

平均や割合だけを見ると、数字の小さな上下に目が行きがちです。そこで、25日×75日のゴールデンクロス50回の60営業日後の値動きを、1回ずつ点で打ちました。

図4 25日×75日のゴールデンクロス50回の60営業日後の値動き(下段の点)と、全営業日を起点にした場合の分布(上段)
図4 25日×75日のゴールデンクロス50回の60営業日後の値動き(下段の点)と、全営業日を起点にした場合の分布(上段)

点は大きく上がった回から大きく下がった回まで散らばっていて、全営業日の分布とほとんど同じ範囲に広がっています。ゴールデンクロスの50回の中央値は+0.15%で、全営業日の中央値+0.44%とも大差ありません。交差の1回1回のあとの動きは、ふつうの日のあとの動きと同じくらいばらついている、というのが図から読めることです。

「線の上にいる日」全体で見ても同じ

ゴールデンクロスの日は、25日×75日で年に2回ほど、50日×200日では年に1回もありません(デッドクロスも合わせると、それぞれ年に3.7回・1.5回)。そこで、これも事前に決めていた確認として、交差の日だけでなく「短期線が長期線より上にある日」すべてと「下にある日」すべてを比べました。上にある日は、上昇の流れが続いている状態だと言えます。

  • 25日×75日:60営業日後に上がった割合は、短期線が上にある日が55.4%、下にある日が51.6%
  • 50日×200日:60営業日後に上がった割合は、短期線が上にある日が51.5%、下にある日が55.5%(逆向き)

どちらの差も、60営業日ずつのかたまりで日付を入れ替える方法で確かめると、偶然の範囲(p値はそれぞれ54%・44%)でした。p値は「偶然でもこれくらいの差が出る割合」なので、大きいほど偶然で説明がつく、という意味です。54%は「54%の確率で効く」という意味ではありません。ドル円の日足のこの期間では、「上昇の流れの中にいる」という状態そのものも、その先の上がりやすさとはっきり結びついていません。

このデータから言えること、言えないこと

言えること

  • 2000年1月〜2026年10月のドル円の日足では、25日×75日・50日×200日のどちらのゴールデンクロスも、そのあと5・20・60営業日の上がった割合に、全営業日を起点にした場合と比べて大きな差は見つからなかった
  • 交差が出るのは、値段が直前の安値(高値)から数%動いたあと。遅れは25日×75日で1か月半ほど、50日×200日で4か月ほど(いずれも中央値)

言えないこと

  • 「ゴールデンクロスはどんな相場でも効かない」とは言えません。調べたのはドル円の日足(ニューヨーク正午の値)と、2つの組み合わせだけです。株・ほかの通貨ペア・時間足では確かめていません
  • 「差がない」とは言えません。回数が少ないため、小さな差は見分けられないからです。50日×200日(19回)では、上がった割合で±32ポイント、60営業日後の平均で±3.1%くらいまでの差は、あっても見分けられない計算です(25日×75日の50回でも、上がった割合で±20ポイント、60営業日後の平均で±1.9%)
  • 過去の集計は、これからの値動きを約束しません

なお、データの時刻が違うと交差の日も変わります。当サイトの移動平均線の記事では、日本銀行の東京17時の値で計算して2026年8月25日にデッドクロスが出ましたが、今回のFRBのニューヨーク正午の値では8月21日でした。交差の日付は、どのデータ・どの組み合わせで見るかによって数日単位でずれるものです。

ゴールデンクロスとの付き合い方

ゴールデンクロスは、出た日に何かが始まる合図というより、「この数か月で値段の平均の位置が入れ替わった」という記録です。記録としては正確で、チャートを開いたときに相場がどちらに動いてきたのかを一目で把握するのには役立ちます。

一方で、この先の値動きを交差から読もうとするなら、今回のように「交差のあと」と「ふつうの日」を同じ物差しで比べてみることが欠かせません。移動平均線のほかにも、トレンドラインやサポートライン・レジスタンスラインのように「多くの人が見ている」と言われる線があります。高値を何度も試す形(三尊)の記事では、注文の溜まり方からその理屈を整理しています。

もっと詳しく三尊・トリプルトップ・逆三尊・トリプルボトムはなぜできる?|誰がどんな注文を出して形になるのかを図解

チャートを自分で見てみる

移動平均線は、FX会社の取引ツールやスマホアプリのチャートで表示できます。期間を25日・75日などに変えて、過去の交差のあとに値段がどう動いたかを自分の目で確かめると、この記事の数字の感覚がつかみやすくなります。口座を開くとデモ取引ができる会社もあり、実際のお金を使わずにチャートの操作を試せます。

※この記事は過去のデータの集計であり、特定の売買や金融商品を勧めるものではありません。過去の統計は将来の値動きを保証しません。FXは預けた証拠金を上回る損失が出ることがあります。

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よくある質問

Qゴールデンクロスは意味がないのですか?
Aこの記事の検証(ドル円の日足・2000年〜2026年10月)では、ゴールデンクロスのあとにドル円が上がった割合は、全営業日を起点にした場合とほとんど同じでした。少なくともこの期間のドル円の日足では、交差を「この先が上がりやすい合図」と読めるほど大きな差は見つかっていません。一方で、交差は「すでに起きた値動きを平均の世界で確認した記録」としては正確で、相場の状態を1枚の図で把握する用途には使えます。
Q期間を変えれば効く組み合わせが見つかるのでは?
A組み合わせを何十通りも試せば、たまたま成績のよいものは必ず見つかります。それは過去のデータに合わせただけで、次も同じになるとは限りません。この記事では、日本で一般的な25日×75日と、米国で一般的な50日×200日の2つを計算する前に決め、その2つだけを出しています。
Q株や他の通貨ペアでも同じ結果になりますか?
A分かりません。この記事で調べたのはドル円の日足(ニューヨーク正午の値)だけです。銘柄・期間・時間足が違えば結果も変わりえます。ただ、調べ方(交差の日と全営業日を同じ物差しで比べる)は同じように使えます。

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この記事を書いた人

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