米中間選挙は11月3日|過去4回のドル円の動きと、結果が出る時間・見るところ
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3行でわかる
- 米中間選挙の投票は11月3日。結果が伝わるのは日本時間4日以降です。
- 過去4回、投票日から翌日のドル円の動きは−0.06円〜+1.18円でした。
- 同じ週の6日には米雇用統計。どの発表で動いたかを分けて見ます。
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投票日は11月3日、結果が伝わるのは日本時間4日以降
米国の中間選挙は、4年ごとの大統領選挙のあいだ、2年目に行われる連邦議会の選挙です。米国の法律で、連邦議会の選挙は偶数年の「11月の最初の月曜日の次の火曜日」と決まっていて、2026年は11月3日(火)です。
- 下院:定数435の全議席。任期は2年なので、2年ごとに全員が改選されます
- 上院:定数100のうち約3分の1。上院議員は合衆国憲法で3つのグループに分けられていて、2年ごとにそのうち1つのグループが改選されます
投票は米国時間の3日に行われます。日本との時差は、11月1日に米国が冬時間に入ったため、米東部とは14時間です。開票は米国の3日夜から進むので、結果が伝わり始めるのは日本時間の4日(水)以降になります。3日は日本の文化の日で東京市場が休みのため、結果を受けた最初の東京市場は4日です。
過去4回のドル円:投票日の翌日は−0.06円〜+1.18円
過去の中間選挙のとき、ドル円がどう動いたかを数字で確かめます。米国の中央銀行にあたるFRBが公表している、ニューヨーク市場の正午(米東部時間)のドル円を使います。開票の結果が出るのは投票日の夜(米国時間)なので、投票日の正午と翌日の正午の値を比べました。
| 選挙の年 | 投票日(米国時間) | 投票日の正午 | 翌日の正午 | 差 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年 | 11月8日(火) | 145.38円 | 146.15円 | +0.77円(円安) |
| 2018年 | 11月6日(火) | 113.38円 | 113.32円 | −0.06円(円高) |
| 2014年 | 11月4日(火) | 113.44円 | 114.62円 | +1.18円(円安) |
| 2010年 | 11月2日(火) | 80.80円 | 81.41円 | +0.61円(円安) |
※米連邦準備制度理事会 H.10(ドル円・ニューヨーク正午)。差は当サイト計算。
4回のうち3回は円安、1回はほぼ動かず、という結果でした。ただ、4回しかないうえ、それぞれの年の為替の水準も金利の状況もまったく違います。この表から「中間選挙の翌日は円安になりやすい」とは言えません。
同じ週に、もっと大きく動いた日があった
選挙の週には、ほかの発表も重なります。同じ週の主な出来事の日の動きを並べると、選挙の翌日の動きの大きさが見えてきます。
| 選挙の年 | 同じ週の出来事 | その日の動き(正午・前営業日比) |
|---|---|---|
| 2022年 | 11月10日 米CPI(10月分)の発表。前年比+7.7% | −4.37円(146.15円→141.78円) |
| 2018年 | 11月8日 FOMC。政策金利は2.00〜2.25%で据え置き | 声明は正午の後。翌9日は−0.10円 |
| 2010年 | 11月3日 FOMC。米国債を6,000億ドル追加で買う方針を決定 | 声明は正午の後。翌4日は−0.80円 |
※FOMC声明(FRB)、CPI(米労働統計局)。ドル円は H.10 のニューヨーク正午。

いちばん差が大きいのは2022年です。選挙の翌日(11月9日)は+0.77円でしたが、その翌日の11月10日、米CPIが発表された日は4.37円の円高でした。CPIは米東部時間の午前8時30分の発表なので、正午の値にはその後の動きが入っています。
2010年は、選挙の翌日にFOMCが開かれ、米国債を6,000億ドル追加で買うという大きな決定がありました。選挙の翌日(+0.61円)と、FOMCの声明を受けた翌々日(−0.80円)は、向きが逆でした。
つまり、選挙の週にドル円が大きく動いても、それが選挙のせいなのか、同じ週の別の発表のせいなのかは、日付と時刻を分けて見ないと分かりません。
なぜ選挙が為替に効くことがあるのか
選挙で為替が動くとすれば、次のような順につながると考えられます。
- 選挙で、上院・下院のどちらで、どの党が多数を持つかが決まる
- 多数を持つ党によって、議会で通りやすい法律(税や歳出など)が変わる
- 税や歳出が変わると、国の借金(国債の発行)や景気の見通しが変わる
- それが米国の金利の見通しを変え、ドルの買われやすさに影響する
ただし、2〜4はどれも時間がかかる話で、選挙の結果だけで決まるものではありません。結果が事前の予想どおりなら、相場はあまり動かないこともあります。2010〜2022年の4回で翌日の動きが大きくなかったのは、こうした事情が重なっているためかもしれません(推測であり、データから原因は確かめられません)。
今年の選挙の週に重なる発表
2026年の選挙の週も、ほかの発表が続きます。
| 日時(日本時間) | 予定 |
|---|---|
| 11月3日(火)0:00 | 米ISM製造業景況指数(10月分) |
| 11月3日(火・米国時間) | 米中間選挙の投票日 |
| 11月5日(木)0:00 | 米ISMサービス業景況指数(10月分) |
| 11月6日(金)22:30 | 米雇用統計(10月分) |
週のはじめの東京市場の17時のドル円は、10月30日(金)で157.55〜56円でした。選挙の結果が伝わる4日(水)から6日(金)の雇用統計まで、材料が続きます。過去の例のように、どの日の何の発表で動いたのかを、日付と時刻で分けて見ておくと、ニュースが読みやすくなります。今週の予定の全体は、次の記事にまとめています。
もっと詳しく今週の経済指標と予定(11月2日〜10日)|雇用統計・中間選挙・介入実績の見どころ
結果が伝わる時間帯のチャートを見てみる
選挙の結果や大きな指標が出る時間帯は、ドル円が短い時間で動くことがあり、スプレッド(買値と売値の差)が広がることもあります。結果が伝わり始める日本時間4日の朝から昼にかけてのチャートを、1分足や5分足(1本のローソク足が1分間・5分間の値動きを表すチャート)で見ると、ふだんの日との違いが分かります。
口座を開くとデモ取引ができるFX会社もあり、実際のお金を使わずに、こうした時間帯の動きを確かめられます。
よくある質問
- Q2026年の米中間選挙はいつですか?
- A投票日は2026年11月3日(火)、米国時間です。米国の法律で、連邦議会の選挙は偶数年の「11月の最初の月曜日の次の火曜日」と決まっています。日本との時差があるため、結果が伝わり始めるのは日本時間の11月4日(水)以降です。
- Q中間選挙でドル円は大きく動くのですか?
- A2010年・2014年・2018年・2022年の4回では、投票日の正午から翌日の正午までのドル円(ニューヨーク市場)の動きは−0.06円〜+1.18円でした。2022年は、選挙の2日後に米CPIが出た日に4.37円の円高になっています。選挙の日だけでなく、同じ週のほかの発表とあわせて見る必要があります。
- Q選挙の結果を見てFXで取引すればいいのですか?
- Aこのサイトでは、取引の方向やタイミングはおすすめしていません。選挙の結果が伝わる時間帯は、値動きが大きくなったりスプレッドが広がったりすることがあります。まずはデモ取引などで、その時間帯のチャートの動きを確かめてみるのがおすすめです。
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出典
- 米国法典 2 U.S.C. §7(連邦議会選挙の日)(2026年11月2日確認)
- 米下院 The House Explained(議員定数435・任期2年)(2026年11月2日確認)
- 米上院 Glossary「class」(合衆国憲法第1条第3節による3つの改選グループ)(2026年11月2日確認)
- 米連邦準備制度理事会(FRB)H.10 為替レート 日本円の過去の値(ニューヨーク正午)(2026年11月2日確認)
- 米連邦準備制度理事会(FRB)FOMC声明(2010年11月3日)(2026年11月2日確認)
- 米連邦準備制度理事会(FRB)FOMC議事録(2010年11月2日・3日。声明の公表は午後2時15分)(2026年11月2日確認)
- 米連邦準備制度理事会(FRB)FOMC声明(2018年11月8日・午後2時公表)(2026年11月2日確認)
- BLS Consumer Price Index — October 2022(2022年11月10日)(2026年11月2日確認)
- Institute for Supply Management(ISM)2026 ISM PMI Reports Release Dates(2026年11月2日確認)
- 米労働統計局(BLS)雇用統計の公表日程(2026年11月2日確認)
- 日本銀行 外国為替市況(日次)2026年10月30日(2026年11月2日確認)
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