今週の経済指標と予定(11月2日〜10日)|雇用統計・中間選挙・介入実績の見どころ
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3行でわかる
- 11月2日〜10日は、米中間選挙・米雇用統計・米CPIと発表が続きます。
- 週のはじめのドル円は157.55〜56円(10月30日の東京17時)でした。
- 米国は冬時間。雇用統計は6日、CPIは10日、どちらも22時30分です。
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今週の予定(日本時間)
| 日時(日本時間) | 予定 | 発表元 |
|---|---|---|
| 11月2日(月)14:00 | 展望レポートの全文(背景説明を含む) | 日本銀行 |
| 11月3日(火)0:00 | 米ISM製造業景況指数(10月分) | ISM |
| 11月3日(火) | 文化の日(東京市場は休場) | 内閣府 |
| 11月3日(火・米国時間) | 米中間選挙の投票日 | 米国法 |
| 11月5日(木)0:00 | 米ISMサービス業景況指数(10月分) | ISM |
| 11月5日(木)8:50 | 9月会合の議事要旨 | 日本銀行 |
| 11月6日(金)22:30 | 米雇用統計(10月分) | 米労働統計局(BLS) |
| 11月9日(月)8:50 | 為替介入の実績(2026年7〜9月・日次) | 財務省 |
| 11月10日(火)8:50 | 10月会合の「主な意見」 | 日本銀行 |
| 11月10日(火)22:30 | 米CPI(10月分) | 米労働統計局(BLS) |
※展望レポートは、日本銀行が年4回(1・4・7・10月)出す景気と物価の見通しで、10月30日の会合で要点が先に出ています。2日に出るのは、その背景を説明した全文です。 ※ISMは米東部時間の午前10時、BLSは午前8時30分の公表。米国は11月1日から冬時間のため、日本時間ではそれぞれ翌日の0時と当日の22時30分になります。

週のはじめのドル円の位置も確かめておきます。日本銀行が公表している東京市場の17時の値は、10月30日(金)が157.55〜56円でした。2026年1月〜10月の17時の値でみると、いちばん高かったのは7月28日の163.79円、いちばん低かったのは1月28日の152.64円です。
月曜の深夜:米ISM製造業景況指数
ISM(米サプライマネジメント協会)が、米国の製造業の購買担当者に聞いたアンケートから作る指数です。毎月の最初の営業日に公表され、11月は2日(月)の米東部時間午前10時、日本時間では3日(火)の午前0時です。
指数は50を境に読みます。50より上なら、前の月より「良くなった」と答えた会社が多いという意味です。9月分の製造業の指数は54.5%で、ISMは製造業の拡大が9か月続いたとしています。
9月分で目立ったのは、仕入れ価格の指数が77.9%と、8月の71.1%から6.8ポイント上がったことです。仕入れ価格が上がり続けると、米国の物価が下がりにくいという見方につながります。FRB(米国の中央銀行)は10月28日に政策金利を据え置いたばかりで、物価の数字は次の判断の材料になります。
雇用の指数(9月分52.7%)も、金曜の雇用統計の前に見ておくと役に立ちます。ISMは、雇用の指数が50.3%を上回ると、米労働統計局の統計で製造業の雇用が増えているのとおおむね一致する、と説明しています。
ISMのサービス業の指数は、3営業日目の4日(水)に公表され、日本時間では5日(木)の午前0時です。
火曜:東京は休場、米国は中間選挙
11月3日(火)は文化の日で、東京の金融市場は休みです。日本銀行の「外国為替市況」も、この日の東京市場の値は出ません。
一方、為替の取引は海外の市場で続いています。多くのFX会社では日本の祝日も取引ができますが、取引時間や休日の扱いは会社ごとに決まっています。
同じ3日は、米国の中間選挙の投票日です。米国の法律で、連邦議会の選挙は偶数年の「11月の最初の月曜日の次の火曜日」と決まっていて、2026年は11月3日になります。投票は米国時間なので、開票の結果が伝わるのは日本時間の4日(水)以降です。過去の中間選挙のときにドル円がどう動いたかは、別の記事にまとめました。
もっと詳しく米中間選挙は11月3日|過去4回のドル円の動きと、結果が出る時間・見るところ
木曜の朝:日銀9月会合の議事要旨
日本銀行は、5日(木)8時50分に9月17日・18日の金融政策決定会合の議事要旨を公表します。議事要旨は、会合でどんな議論があったかをまとめた資料で、次の会合が終わってから出ます。
9月会合は、政策金利を1.0%程度から1.25%程度に引き上げた会合です。採決は賛成7・反対2でした。利上げに至った議論や、反対した委員の意見が、より詳しく読めます。
10日(火)8時50分には、10月29日・30日の会合の「主な意見」も出ます。こちらは会合で出た意見の要点を並べた資料で、議事要旨より早く、2026年は会合の8〜14日後に出ています。10月会合では政策金利を1.25%程度に据え置き、高田委員が1.5%程度への引き上げを提案して否決されています。次の利上げの時期についての意見が、ここで確かめられます。
もっと詳しく日銀10月会合は1.25%で据え置き、ドル円157円台半ば|決定内容と円相場を数字で解説
金曜の夜:米雇用統計(10月分)
6日(金)の日本時間22時30分に、米労働統計局(BLS)が10月分の雇用統計を発表します。冬時間に入ったので、夏の21時30分から1時間遅くなります。
前回の9月分は、非農業部門の雇用者数が前月比+2.9万人、失業率が4.2%でした。雇用者数の増え方が小さいのか大きいのか、8月分・9月分がどう改定されたのかを、今回の数字と並べて見ます。見るところの詳しい説明は、雇用統計の指標ページにあります。
もっと詳しく米雇用統計とは?発表日・見るところ・ドル円の動きを過去の結果で解説
翌週の月曜の朝:為替介入の日次の実績
9日(月)8時50分に、財務省が2026年7月〜9月の為替介入の実績を、実施日ごとに公表します。
財務省は毎月末に、その月の介入の総額だけを公表しています。7月30日〜8月26日の総額は15兆3,993億円でした。何日に、いくら介入したかは、四半期ごとの公表を待たないと分かりません。その日次の内訳が、9日に出ます。何が分かるのか、春の介入のときの例とあわせて別の記事で整理しました。
もっと詳しく為替介入は7〜9月に15兆3,993億円|11月9日公表の日次の内訳で何が分かるか
火曜の夜:米CPI(10月分)
10日(火)の日本時間22時30分に、BLSが10月分の消費者物価指数(CPI)を発表します。
前回の9月分は、総合が前月比+0.6%・前年比+3.7%、食品とエネルギーを除くコアが前月比+0.3%・前年比+2.6%でした。BLSによると、9月の総合の上昇のうち半分以上はガソリンの値上がりによるものです。ISMの仕入れ価格の上昇とあわせて、物価の数字がどこまで続くかが、12月8日・9日のFOMCの前の材料になります。
もっと詳しく米CPI(消費者物価指数)とは?発表日・見方・ドル円の動きを過去の結果で解説
発表の前に決めておくこと
発表がこれだけ続く週は、ドル円が短い時間で大きく動く場面が増えることがあります。発表の直後はスプレッド(買値と売値の差)が広がることもあり、指標発表時の扱いを注記で示しているFX会社もあります。
初めての人が先にやっておくとよいのは、次の2つです。
- 発表の時刻をカレンダーに入れておく。 冬時間で1時間ずれたことも含めて、上の表の時刻で確かめる
- 発表の時間帯のチャートを、デモ取引の画面で眺めてみる。 1分足や5分足(1本のローソク足が1分間・5分間の値動きを表すチャート)に切り替えると、発表の直後にローソク足がどれだけ長くなるかが見える
口座を開くとデモ取引ができる会社もあり、実際のお金を使わずにチャートの動きを確かめられます。
よくある質問
- Q米ISM製造業景況指数は日本時間の何時に発表されますか?
- A米東部時間の午前10時です。米国は11月1日から冬時間なので、11月2日(月)分の発表は日本時間11月3日(火)の午前0時になります。ISMは、製造業の指数を原則として毎月の最初の営業日に公表しています。
- Q11月3日の文化の日は、FXの取引はできますか?
- A東京の金融市場は休みですが、為替の取引は海外の市場で続いているため、多くのFX会社では取引できます。ただし祝日の取引時間や、日本の休日の扱いは会社ごとに決まっています。各社の公式サイトのお知らせで確認してください。
- Q今週いちばん注目されやすい発表はどれですか?
- Aどれが大きく効くかは、事前の予想との差や、同じ時期のほかの材料で変わります。発表の時間帯だけを先に確かめておき、発表の直後は値動きが大きくなったりスプレッドが広がったりすることがある、と知っておくのが出発点です。
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経済指標のまとめページ
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出典
- 日本銀行 金融政策決定会合の開催日程(各資料の公表日・公表時間)(2026年11月2日確認)
- Institute for Supply Management(ISM)2026 ISM PMI Reports Release Dates(2026年11月2日確認)
- ISM September 2026 Manufacturing PMI Report(2026年11月2日確認)
- 内閣府「国民の祝日」について(令和8年の祝日)(2026年11月2日確認)
- 米国法典 2 U.S.C. §7(連邦議会選挙の日)(2026年11月2日確認)
- 米労働統計局(BLS)雇用統計の公表日程(2026年11月2日確認)
- BLS The Employment Situation — September 2026(2026年10月2日)(2026年11月2日確認)
- 米労働統計局(BLS)消費者物価指数の公表日程(2026年11月2日確認)
- BLS Consumer Price Index — September 2026(2026年10月14日)(2026年11月2日確認)
- 米連邦準備制度理事会(FRB)FOMC声明(2026年10月28日)(2026年11月2日確認)
- 米連邦準備制度理事会(FRB)FOMCの開催日程(2026年11月2日確認)
- 財務省「外国為替平衡操作の実施状況」(公表予定)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行「当面の金融政策運営について」(2026年10月30日)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日)(2026年11月2日確認)
- 日本銀行 外国為替市況(日次)2026年10月30日(2026年11月2日確認)
- 日本銀行 時系列統計データ API「東京市場 ドル・円 スポット 17時時点」(FM08 / FXERD04)2026年1月〜10月(2026年11月2日確認)
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